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コラム 学識者・企業人はこう考える!

新商品開発からリサイクル認定取得まで

開発の経緯

弊社は創業以来約40年間、静岡に本社を置きましてプラスチック加工を生業とし活動して参りました。

弊社が使用するプラスチック原料の多くはリサイクルプラスチックでありまして、主にペットボトルの蓋の再利用品が大半を占めております。

近年は、リサイクルプラスチックに木粉等を混合した「樹脂製ウッドデッキ」や「人工木」と呼ばれる建材商品の研究開発に力を入れて参りまして、木粉以外にも、紙の製造途中で排出されるペーパースラッジという廃棄物や、飲料メーカー工場から排出されるお茶殻等の植物系残渣など様々なものをリサイクルプラスチックと混合し、商品開発を進めて参りました。

認定商品「GooWood」について

この度、静岡県リサイクル認定商品として認定いただいた商品は、商品名を『GooWood』と言いまして、リサイクルプラスチックと二水石膏を混合した建材であります。二水石膏とは、約20%の結晶水を含んだ石膏のことでありまして、建築廃材である廃石膏ボードに含まれるものであります。この廃石膏ボードは現在、有効なリサイクル方法が確立されておらず、その大半が管理型処分地にて埋め立て廃棄されてしまっています。また、その管理型処分地も後4年ほどで飽和状態となってしまうことから、安定したリサイクル方法の開発が急務となっております。そこで、この廃石膏ボードに目を付けまして、何とかリサイクルができないかと開発した商品がGooWoodです。GooWoodの特徴としましては、ウッドデッキと比較すると腐らない点や、強度が高い点、また二水石膏に含まれる結晶水のために耐火性が高い点などが挙げられます。また一番の特徴は、100%リサイクル材を使用しているため安価であるという点と、GooWoodを粉砕し成形し直すことによって同製品へと半永久的にリサイクルが可能であるという点です。

また、関連会社の(株)プラシンクスからは、コーヒーの残渣をリサイクルプラスチックと混合した建材「Coffee Board」をリリースしまして、こちらも静岡県のリサイクル認定をいただいております。

リサイクルについて

弊社は商品開発のコンセプトとして、「リサイクル商品はまたリサイクルできるものでなくてはならない」ということと「安価である」という2つを掲げております。リサイクルして終わり、では全く意味がありませんし、商品自体が高価になってしまうほど製造にエネルギーを使用しているようでは、本当の意味でのリサイクルとは呼べないからです。このようなことが、リサイクルの必要性やリサイクル製品の認知度が上がってこない原因の一つであるようにも思えます。そういった意味では今回いただいた「静岡県リサイクル認定」は、商品だけでなくリサイクル事業自体の認知度アップも狙える制度であります。この制度を通じて、まずは静岡から「小さなことからコツコツと」リサイクルを頑張っている事業所に目を向ける機会が増えることを期待しております。

最後になりますが、商品開発にご協力いただきました静岡県工業技術研究所様及び、リサイクル認定取得にご尽力いただいた方々に厚くお礼申し上げます。

 

 

 

 

平成30年3月

有限会社 技研産業
代表取締役 古閑 章彦

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