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コラム 学識者・企業人はこう考える!

静岡県小型メタン発酵プラント事業化推進協議会発足にあたって

 

細菌による、排水の微生物処理は多くの食品工場、製造工場ですでに実現されている技術であり、メタン排水処理設備は嫌気処理設備としてあります。
それはまだ、メタン発酵プラントとは言えません。目的が違います。
高濃度汚染排水を処理済み排水にして放流することが目的でした。二義的にメタンガス(バイオガス)が発生しエネルギーとして使用していました。メタン発酵技術は、完成された技術、処理方法と言われていました。

 

果たしてそうだったでしょうか?まだ実証されていないことが多々あるのではないでしょうか?同じ様な技術であっても、表現の仕方、目的の違いにより、イノベーション的な、まったく違う設備を、スマートに作れるのではないでしょうか?
また、食べ物は、人を形作るエネルギーを持っております。残渣・廃棄物になってもエネルギーを持っているはずです。それを発酵により上手に余すことなくエネルギーを取り出すことを目的にすることで、プラントに変えることが出来るのでは?
これがスタートでした。
しかし、プラントと呼べるようになるには、まだ多くの問題点が蓄積していました。

 

平成17年度NEDOバイオマス等未活用エネルギー実証試験「小型バイオガスプラントと天然ガス併用型燃料電池発電システム導入に関する実証試験事業」静岡市北給食センターでの実証試験3年間が、プラント化への第一歩の事業でした。
その後、平成21年度から3年間、環境省の助成事業に採用され、山梨罐詰でメタン発酵プラントとしてブラッシュアップ、その間も、山梨罐詰は食品工場であるため、悲しいかな、多くの有機性廃棄物が発生しました。メタン発酵プラントでの処理方法を模索し、方法を確立し、有機性廃棄物を処理し、少しずつエネルギーへ変換していきました。
さらに3年間、静岡県工業技術研究所 環境科で様々な原材料を、メタン発酵にかけられるように、分析、処理、実験し、データーを蓄積、現在のデモ機の作成へとつながっていきました。
始めてから、すでに12年たっていました。あきらめないことがここまで継続できた理由です。

 

今年度より、いよいよ協議会を発足し、各工場での実証実験をスタートします。
準備は整いました。
廃棄物をエネルギーに変換することにより、廃棄にかかっていた、コスト、エネルギー、すべての負担を減少させます。そしていつか有機性廃棄物が、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアン号のエネルギー源になったように、まったく違う形のエネルギー源として取り出せる「静岡県小型メタン発酵プラン」を事業化できるように、今から会員すべての人たちと共に、胸がわくわくする時間を始めたいと思います。

 

 

平成29年6月(執筆は5月)

 

静岡県小型メタン発酵プラント事業化推進協議会

会長    望月光明

 

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