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コラム >新エネルギー(静岡県新エネルギー推進機構 駒形榮一 氏)

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コラム 学識者・企業人はこう考える!

- 新エネルギー - 静岡県新エネルギー推進機構 駒形榮一 氏

 東日本大震災後の電力需要逼迫及び災害時のエネルギー供給への不安感から、より安全・安心で持続的に調達が可能な再生可能エネルギーによる自立・分散型のエネルギー社会の構築が望まれている。

 

 平成24年7月から開始された固定価格買取制度による採算性の向上や、従属発電水利権の登録制導入(河川法)の規制緩和の進展、小さな落差・流量でも発電出力が得られる製品開発が行われている。(静岡県農業水利施設を活用した小水力発電に関するガイドラインより引用)

 

 この様な情勢の中で、小水力発電装置として縦型クロスフロー式マイクロ水力発電装置が三菱電機プラントエンジニアリング株式会社から発売され、日刊工業新聞社から十大新製品賞が授与された。これは小型の水車発電機と電力安定供給装置で構成し、勾配の少ない水路や河川でも利用できる。電力安定化装置には、独自の電力制御技術を活用したインバターを使うことで、商用電力の系統と協調する方式とし、発電装置の発電量不足を解消した。今までの発電電力量の不足や電力会社との連携協議の難しさをなくしたことより、設置条件さえ整えば簡単に導入できる。

 

 このマイクロ発電装置を使い、他の再生エネルギーをも合わせて災害時電力供給システムを図の通り構築できる。平常時はマイクロ水力発電、太陽光発電や風力発電の電力と深夜電力で充電された蓄電設備の電力で、系統からの電力供給の電力消費を少なくすると共に特定負荷、一般負荷への給電、及びEVの充電を行う。災害時は@停電時、マイクロ水力発電、太陽光発電、風力発電の電力で特定負荷への給電、又は蓄電設備の充電、EVの充電を行う。A特定負荷への不足分は蓄電設備及びEVから給電を行う。この設備は神奈川県横須賀市に導入されている。

 

 豊富な水に恵まれている、静岡県でもこのような新しい再生エネルギーを使った防災システムを導入できればと期待をするものである。

注) 図は三菱電機プラントエンジニアリングから提供されたものである。

 

 

 

平成26年4月

静岡県新エネルギー推進機構

駒形榮一

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