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コラム 学識者・企業人はこう考える!

- 昭和30年代を振り返って - 株式会社ライズ 代表取締役社長 依田光宏 氏

 私どもは土木資材を販売しており、中でも主力製品としているのが残存型枠です。

 型枠というのは通常、コンクリートを打設したら脱型しますが、残存型枠というのは脱型しない工法なので施工が早く、安全性が高いというのが最大の特長です。

 

 今回、弊社が静岡県リサイクル製品認定を頂いた製品は静岡県の県産木材を使用した残存型枠「カチオンフレーム」というものです。

 この製品を開発したきっかけは、林野庁のある方から電話を頂いた事から始まりました。「木材を利用した新しい型枠を考えたいので一緒に考えませんか。」という内容だったのです。

 

 これまで私は木材利用という製品にあまり関わってきませんでしたが、この事を機会に木材利用に関する事を色々教えて頂きながら、私どもと林野庁の方々との開発プロジェクトが始まりました。

 県産木材を使用した型枠というのは、県内の工事でも治山工事の一部でしか使われておらず、その他にも様々なコンクリート構造物がありますが、なかなか利用されていないのが現状のようです。

そうした「様々な場所で利用できる木材利用の残存型枠」をコンセプトに開発しました。

 

様々な場所って具体的にどんな場所なのだろうか。

重力式擁壁、もたれ式擁壁というタイプの構造物がありますが、それらの埋設部分で利用できるようにしたいという事です。

 

その為には具体的にどういう条件が必要なのだろうか。

「狭い場所でも施工出来る」「複雑に折れ曲がる場所でも施工出来る」「曲線が施工出来る」という事が必要でした。

そして実験とミーティングを繰り返した結果、見事に製品は完成しました。

 

 国が目指している木材自給率50%以上というのは、昭和30年代だそうです。

 私が子供の頃住んでいた家は薪でお風呂を湧かしておりまして、当時は決して珍しくはありませんでした。

 夕方になるとどの家からも煙が立ち上がっているのを見て家路を急いだ記憶があります。

 

 もちろんそんな時代に戻れる訳では無いのですが、今の様に間伐材利用だとか地産地消などという言葉を使わなくとも木と共に生活していたと思います。

当時の様に当たり前に杉や桧が使われる時代が来れば、静岡県の年間消費できる45m3が目標値ではなく、大切な資源として誇りに思えるのかもしれません。

 

 これからも新しい木の使い方を見つけて木のある社会に貢献したいと思います。

 また、この場をお借りしまして開発に携わって下さいました林野庁の方々に御礼申し上げたいと思います。

 

平成25年4月

株式会社ライズ(http://www.rise-all.jp/index.php)

代表取締役社長 依田 光宏

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