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コラム 学識者・企業人はこう考える!

- 流動化処理土(NKソイル) - 中村建設株式会社 環境事業部長 平田昌宏 氏

流動化処理土「NKソイル」(第23-02号)のリサイクル製品認定を取得しました浜松市の中村建設(株)です。

 

弊社が流動化処理工法との関わりを得たのは平成8年頃、開発当時からグループに参画した独立行政法人土木研究所との共同研究を契機に、特許の許諾契約を受けて営業販売することになったことが始まりです。

 

現在は首都圏を中心に都市土木工事ではなくてはならない建設資材として、年間30万m3の需要を持つに至りました。

 

残土を主原料とする同工法を浜松市内にて運営する場合、手ごろな粘性土が少ないため不良残土の収集に苦労したものでした。各種発生土の配合設計を繰り返すうちに、人工的に排出される適度な細粒分を含んだ土があることに気づきました。

 

浄水場の沈殿させた汚泥や、砂利や砕石の洗浄分級後の脱水ケーキも侠雑物を含まない原料となることが判明しました。地下鉄のインバートや駅舎、共同溝、首都高構造物の埋戻し、地下空洞への充填など、公共工事を中心に民間の建築工事等へその需要は拡大しています。

 

工法の特徴は、密度調整した泥水にセメント系固化材を混練りするという至って単純な製造方法です。しかし、使用する土の性質や固化材との相性によって、流動化処理土の性質は思ってもみなかった結果を生みます。

 

使用目的にあった性能を安定的に確保することが難しいところです。産廃である建設汚泥や脱水ケーキの特性を把握したうえで、配合調整する管理技術が要求されます。

 

県内における普及に苦労したことは用途開発とその施行方法です。狭隘な隙間へどのように適切な圧力で充填するか、充填中の空洞内をどのように監視管理するか、どこまで圧送充填が可能か、早強性、遅延性、水中施工、軽量材料などなど。

 

リサイクル品といえども高価であっては普及は望めません。製造管理が容易であり、安定的に、安価に、広域に、材料の供給ができる体制を構築するべく、県内の関連事業所への展開を図りつつ、知名度を上げるためこの認定制度に応募した次第です。

 

平成24年4月

中村建設株式会社

環境事業部長 平田 昌宏

 
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