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コラム 学識者・企業人はこう考える!

- ホタテ殻を使った遮熱低熱平板 - 株式会社イワタ 古川 真弘 氏

コンクリート製品メーカーである当社(潟Cワタ、本社:静岡市、社長:扇直人)は、このたび、ヒートアイランドの抑制対策として遮熱低熱平板「アースクルー25」を開発し、本格営業を開始しました。

 

アースクルー25は、表層骨材に日射(太陽光)反射率が高いホタテの貝殻砂などを有効利用しており、遮熱塗装は使用していません。同製品は、ポーラスコンクリートからなる基層部分と、ホタテの貝殻砂を有効利用した表層部分との2層構造になっています。

 

ホタテの貝殻は、

@内面が積層構造で多孔質のため内部に熱を溜め込まない

A極細の針状の穴が水分を吸ったり吐いたりする調整効果がある

 

ことなどが確認されています。

 

また、昨年の日本建築仕上学会の学術講演会では工学院大学の小室清人氏が「ホタテの貝殻砂を用いたセメントモルタルでは、靱性及び破壊エネルギーが増大し、変形抵抗性の優れた材料となる。さらに、ホタテ貝殻は大気中の二酸化炭素を固定するカーボンポジティブの材料になりうる。」と論文発表しています。

 

 

こうした効果により、舗装表面への熱吸収が抑えられ、路面の温度上昇や蓄熱を低減し、夜間の熱放出を軽減します。また、近年多発している都市型水害に効果的な透水性舗装にも対応しています。

 

さらに、表層材には顔料を使用しておらず、骨材自体の色を活かしているため、退色がなく、景観性に富んだ経年変化に強い舗装用平板が実現しました。

 

カラーはライトブルー、ブルー、ホワイト、グレー、イエロー、ベージュ、サクラの8色をラインナップし、形状は300×600×60_、300×450×60_、300×300×60_、300×300×80_の4タイプがあります。

 

 

アースクルー25は、すでに静岡県内で国土交通省の直轄工事で実績があり、東京都や神奈川県、愛知県などでも積極的な受注活動を展開しています。

 

街づくりにおける、ヒートアイランド現象の対策や環境負荷低減は私たちに課された重要な課題です。その解決のためには都市構造の見直しや、エネルギーの大量消費型社会からの転換も見据えた総合的な街づくりが必要であり、行政、事業者、住民ひとりひとりがその役割を認識し、連携・協力していくことが必要と言われています。

 

温度上昇低減効果をもつアースクルー25がこれらの課題に貢献できるものと考えます。

 

 

平成23年3月

株式会社イワタ
                                 古川 真弘

 

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