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コラム 学識者・企業人はこう考える!

- 静岡県内におけるバイオマスの動向 - 静岡県バイオマス利活用ネットワーク 井上 隆夫 氏

 

 現在、地球に優しいエネルギーとして、「バイオマス」が注目されています。バイオマスとは、林地残材、家庭等から出る生ゴミ、動物の糞尿など、化石燃料を除いた再生可能な生物由来の有機物です。バイオマスは、バイオ(bio)と量を示す(mass)を組み合わせた造語になります。

 

 バイオマスも化石燃料と同様に燃焼したときに二酸化炭素を発生させますが、もともとは植物が光合成により空気中の二酸化炭素を取り込み固定したものであり、結果として大気中の二酸化炭素量が増加しないとの考えであり、「カーボンニュートラル」と呼んでいます。その点から化石エネルギーとくらべて、地球に負荷をかけない優しいエネルギーとして注目されています。

 

 国では、平成14年12月に「バイオマス・ニッポン総合戦略」が閣議決定され、バイオマスの利活用の推進による「地球温暖化の防止」、「競争力のある新たな戦略産業の育成」、「農林漁業・農山漁村の活性化」を目論んでいます。また、さらなるバイオマスの利活用を推進するため、平成21年9月12日にバイオマス活用推進基本法が施行されました。

 

 県では、平成17年3月に「静岡県バイオマス総合利活用マスタープラン」を策定しています。

このマスタープランではバイオマスの効率的な利活用システムが構築され推進している地域(バイオマスタウン)を目指した構想書を策定・公表する市町を平成22年までに10市町を目標(国は300)としています。

 

 バイオマスタウンですが、湖西市、浜松市、袋井市が既に構想書を公表しており、本年は牧之原市、来年もいくつかの市町が公表を予定しています。策定した市町の構想書は農林水産省のホームページで見ることができますので、一度ご覧いただくと各市町の考えがわかり、面白いのではないでしょうか。

 

 バイオマスの利活用と聞くと難しいイメージがしますが、薪を燃やしたり、家庭の生ごみや動物の糞などを堆肥にして利用するなど昔ながらの利用も立派はバイオマスの利活用になります。

また、解体した木材を燃焼して発電と熱に利用したり、食品廃棄物からガスやエタノールをとりだし、発電したり、廃食用油を軽油の代替燃料として利用したり、さまざまな技術が開発され、県内でも多くの先進的なバイオマス利活用の取り組みが行われております。

 

静岡県では定期的にセミナーを実施し、先進的な利活用事例の紹介などを行っていますので、ぜひご参加ください。

 

静岡県バイオマス利活用ネットワーク

事務局:(社)静岡県環境資源協会

井上 隆夫

http://www.shizuoka-biomassweb.jp/

 

 

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