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コラム 学識者・企業人はこう考える!

- 自転車を上手に使う方法 - 有限会社アーテック 代表取締役 山本 武史 氏

 

温暖化防止策の一つに自転車の利用があります。

 

自転車は多くの人々が親しみを持ち、楽しいと感じる優れた道具です。しかし、200年の歴史を持つ自転車もこの100年程は基本的な構造に変化は無く、現在に至っています。最近の自転車は軽量で益々効率が良くなり驚くほどのスピードが可能な物も多くなりました。反面、安全面での工夫はほとんど進化がありません。

 

自転車をもっと安全に上手に利用する事は出来ないでしょうか?私は大きく二つの改革が必要と考えます。

 

一つは道路環境の改革で自転車道や自転車レーンの整備も必要ですが、もっと重要な事は個々の意識改革です。私達が認識すべきは先ずは各交通手段の使い分けです。例えば一人で数kmの比較的短距離移動では自転車を利用する事が効率的です。

 

この様な場面は実際の生活の中で案外多いと思います。長距離や複数の人の移動では自動車や公共交通機関の利用が現実的です。それでもCO2削減効果は十分あります。また、現状では自転車も自動車と同じ道路を走るので、自動車の運転は自転車の存在を認めて共存する意識が互いの安全につながります。

 

自転車を邪魔者と思う運転者も多い様ですが、将来には立場が逆転するかも知れません。既に自動車の都市中心部への流入規制を行っている国も多くあります。

 

もう一つは自転車自体の構造改革です。その一例として私は3輪の自転車に注目しました。これまでの自転車はその構造上、事故から身を守る術も無く、気象の変化にも左右されやすいとても不安定な物です。しかし、それらの欠点は3輪構造でかなり解決できると私は考えています。

 

雨や風から身を守る簡易なカバーを付ける事も可能ですし、緊急時には最短距離で止まれますので安全面も有利です。場合によっては転倒の可能性もありますが、2輪よりは安定で座席を下げる事で転倒時のダメージを少なくできます。

 

反面、一定の車幅が必要な為に現状の道路環境では普及にいくらかの問題があります。私は今、これを世に示す事で今後の道路整備や都市計画に安全な3輪や4輪の自転車も有効に利用できる配慮を盛り込んで頂けると期待しています。

 

一般的な一人のエネルギーは100Wと言われます。自転車を利用すれば僅か100Wの内の幾らかを使って数kmの距離を20分程度で移動できます。経済的で健康維持の効果も高く、風を切る爽快感はとても心地良いものです。「環境の為に」と気負う前に、先ずは心地良さを求めて自転車を利用できれば、いつまでも持続可能な楽しい温暖化防止活動になると思います。

 

平成21年8月

有限会社アーテック(http://www.kmxjp.com/)

 代表取締役 山本武史

 

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