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コラム 学識者・企業人はこう考える!

- 使用済み石膏ボードがグランド用白線に生まれ変わるまで - 株式会社渡邉興業WATAKO 専務取締役 渡邉 卓也 氏

 弊社は創業以来約20年、富士市に本社を置き、解体工事をメインに活動してまいりました。当然解体の過程においては、多量の廃棄物が発生いたします。それらを適正に処理する為、弊社は、産業廃棄物の収集運搬の許可を取得した上で、各品目を現場にて簡易分別し処分場へ搬入し、処分するという方式をとっていました。

 

 しかし、『廃棄物の再資源化』の観点から考えた時、この方式では、環境負荷の低減など様々な点において出来うることが限られており、企業として限界を感じておりました。折りしもそのような状況下、世論・メディア等では『環境』『リサイクル』というワードが世間を賑わせる様になり、その流れの中、弊社は、産業廃棄物の中間プラントの開設という方向性を打ち出すにいたりました。これにより今までダイレクトに処分場に持ち込んでいた廃棄物を、一度弊社中間プラントに入れることで、より細やかな廃棄物の分別が可能となり、自社の解体工事から排出される廃木材、廃プラスチック、紙等のリサイクル率が軒並みアップすることが見込めました。

 

 また、リサイクル製品を生み出すことで企業価値を高めようと、建築廃材として多量に発生する石膏ボードの処理ラインを中間プラントに導入しました。(石膏ボード工業会によりますと、2013年には排出量が199万トンになるとの予想がされています。)今後も増え続けることが予想される廃石膏ボードを製品化し、商品として自社ブランドでの販売。我社の環境問題に対する答えのひとつとして、このプロジェクトは発進しました。

 

 当初はポピュラーな地盤改良材の道を模索していたのですが、弊社社長の「もっと独自性をもった再利用はできないのか?」というこの一言により弊社は、プロジェクトの見直しを図り、他と同じ商品を安易に開発するよりも、より険しい道でも独自の商品の開発する道を選び『オンリーワン』企業としての企業価値の確立を目指すこととなったのです。グランド用白線として開発を進め始めたエコラインですが、当初は色合いの悪さをサンプル使用して頂いたユーザー様に指摘された事も有りましたが、研究開発が進み色の問題も概ね解決しました。開発途中での以外な発見は、石膏の安全性でした、既存のグランド用白線のpHがアルカリ性の為、眼などに入ると強い刺激が襲うのに対し、弊社エコラインは中性の為人体に対しての安全性が高く、学校等で子供たちが使う頻度の高い商品として最適な素材でした。

 

 弊社はこれから先、エコラインの開発・販売、解体業務、産業廃棄物処理の各部門で、『ベストワン』ではなく『オンリーワン』企業に成るべく、全社員一丸となり前進してゆきます。地球環境と明日の子供たちの為に。

 

平成21年 2月

株式会社 渡邉興業 WATAKO

専務取締役  渡邉 卓也

 

 

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