静岡県環境ビジネス情報サイトエコマート静岡メニューへスキップ本文へスキップ

サイトマップ

ホーム > コラム > たいせつなもの 株式会社創碧社 村上 周子 氏ここから本文

コラム 学識者・企業人はこう考える!

- たいせつなもの- 株式会社創碧社 村上 周子 氏

環境に関する色々な情報・タウン情報等をまとめたフリーペーパー「on-ko-chi-shin」を、静岡県中部地区を対象に創刊する、とお伺いしたので、ご担当の方にコラムをお願いしました。協賛企業の募集等を行っているということなので、関心のある方は参加されてみてはいかがでしょうか?

 

 

学生のころ、一度だけ富士登山をした。ご来光をどうしても拝んでみたかったのだ。登るにつれ、地上の世界がどんどん小さくなっていく。富士五湖だって手のひらで隠れてしまうくらいの大きさだ。登り続け、夜も更けてくると、天の川が見えた。漆黒の夜空に、見事な星の川が流れている。あれほどたくさんの星を見たのは、初めてだった。

 

星空に感動していたとき、ガイドさんが下を指さして、「あっちの明るい所が東京だよ」と言った。その方向を見ると、白く光る一角があった。暗闇の中で、一際目立っている。富士山から都心までは距離もあるのに、これほど明るいとは!と、とても驚いた。

 

明け方、頂上に到着し、無事ご来光を拝むことができた。雲の間から大きな太陽が昇ってきて、辺りは神秘的な雰囲気に包まれた。15分か20分くらいだっただろうか。朝日が昇りきるまで、目が離せなかった。不思議な“自然の力”のようなものを感じずにはいられなかった。

 

自然には、人工的なものでは感じられない、不思議な力があると思う。突然、海に行きたくなったり、星空を眺めたくなったり・・・。そんなことはないだろうか?何かもやもやした気持ちを抱えていたり、悲しくなったりしたとき、砂浜で海を眺め、波の音を聞いていると、悩んでいたことがちっぽけなことに思えてくる。自然の力に癒されて、明日からも「がんばるかー!」という気持ちになれる。

 

大切なものは “大切にしよう” という意識をどこかに持っていないと、いつの間にかなくしてしまうものだと思う。存在が当たり前だと思っていると、それを思いやることができなくなる。そして、気づいたときには失っている。自然にも同じことが言えるのではないだろうか。

 

そこにあることが当たり前すぎて、経済発展をしていく中で、大切にしようという意識が薄れ、その結果、星の見えない街や遠くからもわかる明るい街が出来上がった。人間は自然の力には勝てない。満天の星空と都会の夜景では、前者の方が人を癒す力は大きいと思う。今から生活を昔のように戻すことはできない。

 

だが、自然や環境を意識することはできる。毎日の生活の中で、自然や環境を“大切なもの”として意識するだけで、一人一人の小さな意識が、社会の大きな変化を生むのではないだろうか。

 

ちなみに、「富士登山は下りの方が大変だから」と、何回もガイドさんが言っていたが、本当だった。同じ様な道(急な下り坂)をひたすら下り、何度かこけながら、やっとの思いで下山した。この日から数日間、私は人生最大の筋肉痛に襲われたのであった・・・。

 

現在、弊社では『on-ko-chi-shinプロジェクト』を進めております。このプロジェクトは「メディアを通して、地域企業と静岡人を結びつけ、モラルの向上と環境問題への意識向上を広く訴えかけていこう」というものです。興味をもたれた方(個人・企業様どちら様でも)は、椛n碧社 TEL054-270-5266、mail onko@souheki.jp までお問い合わせください。

 

平成20年10月

株式会社創碧社

村上 周子

                            

前に戻る