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コラム 学識者・企業人はこう考える!

- 消費者の目線から思うこと - しずおか市消費者協会 理事 服部乃利子 氏

消費者協会服部さん顔写真 今年も「第5回しずおか環境森林フェア」が開催され、出展ブースは様々な工夫をこらした運営をされていました。「環境」といっても入口は広く、切り口や視点も様々で、ブースの1つ1つを見ていきたいけれど時間が足りない、といった来場者の声も聞きました。そのくらい環境ビジネスの分野って幅広いことが分かるフェアでした。

 

 でも、企業の方にとっては、出展料を払い、休日に人員を配置しているのだから、ビジネスとしての商談に力を入れたいでしょう。ビジネスを最優先し、商談件数の獲得を目指すか、一般県民向けの啓発やPRに徹するか。毎年話題になり、今後も課題としてあげられるのかな、と思います。このフェアは、1つの展示会場に企業・各種団体・行政の各ブースが渾然一体となって並び、来場者に向けて呼びかけていました。でも、それぞれがある意図を持って臨んだら・・・。これって実はすごいことなのでは・・・?と感じたことを書きたいと思います。

 

 私が消費者団体に所属しているせいだからでしょうか?消費者の声が企業に直接フイードバックされることはまだまだ少ないのが現状のように感じます。例えば、消費者は、購入したものに不具合があった場合、まず購入店に持ち込むのが一般的です。「消費者問題ネットワークしずおか」が昨年行った調査でも、特に低額商品の場合にはお店に持っていく、身近な人に相談するが圧倒的で、企業やメーカーのお客さま相談室に連絡を入れるは非常に少ないという結果でした。お店に持ち込み、取替えや払い戻し、またはなんらかのお詫びで終了してしまうケースが多いようです。これは消費行動調査の不具合があった場合の質問で、調査のほんの1部です。

が、なかなか面白い調査をしていると思いませんか?

 

 今、静岡県には500を越すNPO法人があります。NPOや市民団体が事業や活動として取り組んでいることの中には、ビジネスに役立つ情報があったり、視点を少し変えたり何かを付け加えたりすることで、直接ビジネスとして十分通用する取り組みがゴロゴロあると思います。大切なのは様々な主体が話し合い、理解し、協力し合う仕組みや基礎を作っていくこと。それにより、消費者が求める製品やサービスが実現すれば、ヒット間違いなし!ですよね。もちろん、そんな簡単じゃないよ、と言われそうですが、このフェアは、そういう土壌を作るよいきっかけに使えないでしょうか。互いを知り、ビジネスの種を見つける格好の場にすれば良いと思います。

 

 企業の方は、まだまだNPOや市民団体と組んで仕事をする、という目線はあまり持っていらっしゃらないように思います。でも今、行政もやっとNPOや市民団体と協働していこう、と少しづつ動き出しています。

企業のみなさん、NPOや市民活動の世界を覗いてみてください。尋ねてください。未知の世界かもしれませんが、ビジネスにつながるヒントやパワーがたくさん埋まっているはずです。本当におもしろい種を見つけ出せるなら、チャレンジする価値はあると思いませんか?

 

 

平成19年10月

しずおか市消費者協会 理事  服部乃利子

 (環境カウンセラー)

 

 

  

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