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コラム 学識者・企業人はこう考える!

- 足元からの環境行動 - 有限会社WIN 取締役 山沢 清一郎 氏

※ 静岡県リサイクル製品認定制度で認定を受けた皆さんのコラムを特集で掲載しています。今回は、廃瓦から歩道用舗装材を作り認定を受けた、有限会社WINの取締役山沢清一郎氏に執筆をお願いしました。

 

 

山沢さん顔写真 「Think Globally , Act Locally.」という標語があります。日本語にすると「地球規模で考え、足元から行動せよ」という意味になるこの短文は、環境問題を考えるうえで非常に重要なことを示しています。

 

 地球規模で温暖化、気候変動、オゾンホールなど様々な環境問題が連日取り上げられています。問題が大き過ぎる為、一見私たちには何ら原因がないことのように錯覚してしまいますが、これらの根底には私たちの日々の生活の小さな行動が密接に関係していることを忘れてはなりません。環境問題はある1つの要因で発生しているわけではなく、小さな負の積み重ねで起きています。ゆえにその解決の道も私たちひとりひとりの足元からしか生まれて来ないということを、この標語は示しています。

 

 当社では、環境について考えた結果、まずは小さくても自分たちの出来ることを継続し続けることが大切であるとの考えから、環境事業に取り組んで参りました。その中で生まれたのが屋根瓦のリサイクル事業でした。これまで再生が困難とされてきた廃棄瓦を完全にリサイクルし、製品には温暖化対策や水害対策に役立つなど、環境に対し効果のある機能性を持たせることを実現しました。実際に使用した場所では体感温度が低くなるなどの効果が上がっています。とは言っても、これも地球規模で考えればもたらす効果というのはごく僅かなものでしかありません。しかし、その僅かな効果の積み上げこそが、環境に対しては重要となってきます。

 

 この数年の明らかな異常気象、メディア報道も手伝い人々の環境意識はより深まりました。それに伴いリサイクル製品の重要性も再認識されております。

 

 多くの企業が様々なリサイクル技術を生み出し、製品の製造を開始しております。しかし、今後、企業にはさらに一歩踏み込んだ「如何にして一人でも多くの方にリサイクル製品を使用して頂くか」という取り組みが重要な課題となって来るのではないでしょうか。リサイクルは企業だけでは完了しない行動であり、再利用して頂いて初めて完全な環境行動となるからです。供給するだけではなく全体の環境意識の向上を図ることもまた企業の責任の一つではないかと思います。「環境問題は足元にある」という意識が生まれることが益々求められるのではないでしょうか。

 

平成19年6月

有限会社 WIN  

取締役 山沢清一郎

  

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