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コラム 学識者・企業人はこう考える!

- 森林(もり)との共生を目指して- 静岡県森林組合連合会 代表理事会長 榛村 純一 氏

※ 特集として、静岡県リサイクル製品認定制度で認定を受けた皆さんのコラムを5〜6回に渡り掲載していく予定です。第5回目は、緑化基盤材で認定を取られた静岡県森林組合連合会 代表理事会長の榛村純一 氏に執筆をお願いしました。

 

 

県森林組合連合会榛村会長様 私達の暮す静岡県は県土の65%が森林であり、温暖な気候と水環境にも恵まれ全国でも有数の木材生産高をあげております。主に住宅資材として利用される木材を産出する森林は、先人達が何百年にもわたり営々と築き上げてきた汗と努力の結果であり、私達は多くの恵みをその森林から受けてきました。

 

 しかしながら、近年林業を取り巻く環境は日に日に厳しさを増しています。山間地の過疎化による林業従事者の高齢化と減少、国産材の需要の激減等の原因から放置される森林が増え、間伐さえままならない状態の人工林となっています。

 

 そのような状況下で、森から切り出された丸太を製品にするために剥かれた杉や桧の樹皮は、腐りにくい性質のため、広葉樹の樹皮のように容易に堆肥にする事も難しく、かといって地球温暖化防止の為に二酸化炭素の排出を抑制しなくてはならない現在では焼却処分も難しく、よって中間処理業者にその処分をお願いしているのが現状です。

 

 この程、静岡県森林組合連合会で静岡県リサイクル認定を頂きましたCFエコターフは、この腐りにくい特性を長所と捉え、この難問題を打開するために研究開発をして出来た製品です。

 例えば、学校のグラウンドに使用すると従来良く見られる雨後のぬかるみ化を抑え、その結果土埃が立ちづらく、弾力性を永く保つ事が出来ます。

 また、最近特に校庭の芝生化の話題を耳に致しますが、CF材を使用した工法では、土のグラウンドを改良する原料と同じ素材を使用しますので、数年後に芝生化の話が持ち上がっても新たな改良材を添加する事なく、スムーズに芝生グラウンドにする事が可能です。

 

 私ども林業は、自然と共に歩んできた長い歴史があります。それは、森の恵みを有効に利活用してきた事です。

 環境にやさしい材料を使うということは、今日私達が忘れかけていた自然との共生を見つめ直すよいきっかけとなると共に、現在、危機に瀕している水源の森を守るためにも、更に未来を担う子供達の健全な育成の一助として大切なことだと考えます。森からの産物が、形を変えて子供達の生活に溶け込んでゆけば森に目を向けてくれる機会も増えるのではないでしょうか。

 

 街と森と海は、お互いがお互いを気遣ってこそ、美しく安全な郷土が創造されると思います。そんな理想の郷土静岡県であればと願って止みません。

 

 

平成19年2月

静岡県森林組合連合会

代表理事会長 榛村 純一 氏

  

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