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コラム 学識者・企業人はこう考える!

- 緑化事業におけるリサイクル資材の活用 - 富士見緑化株式会社 代表取締役社長 山本正信 氏

※ 特集として、静岡県リサイクル製品認定制度で認定を受けた皆さんのコラムを5〜6回に渡り掲載していく予定です。第3回目は、緑化基盤財で認定を取られた富士見緑化株式会社 代表取締役社長 山本 正信  氏に執筆をお願いしました。

 

 

富士見緑化山本様顔写真 弊社が所属する富士見グループは昭和21年に創業し、不要となっていた木質のリサイクル業務を行ってまいりました。昭和34年からは焼却処理され不要となっていた樹皮のリサイクルとして堆肥化事業を開始し、農業,園芸,緑化事業とその有効活用を図り、現在では日本全国に拠点を保有し堆肥の製造販売を行っています。

 

 富士見緑化鰍ナは樹皮のリサイクル事業に加えて、伐採木,剪定枝などの木質系廃棄物を有効活用した、緑化事業向けのリサイクル資材の開発と販売業務を進めています。今回は弊社製品が静岡県リサイクル認定製品に認定された事を受け、緑化事業でのリサイクル資材の活用状況と、今後のリサイクル資材の活用展望を紹介いたします。

 

 緑化事業は大きく二つに分類でき、造園緑化と法面緑化が実施されています。造園緑化は公園,道路での街路樹,屋上緑化等が挙げられ、法面緑化は傾斜地の表層の斜面安定を緑化植物で行う際に行われます。これらは施工を行って完了となるものではありません。導入した植生が健全に生育する事を見極め、生長の過不足を調整し、また不要なるものは取り除くといった、維持管理を行う必要が生じます。それらの基本として植栽を行う際に導入する植生が健全に生長出来る様に、土壌環境を整える事が挙げられます。この土壌環境を整える際にリサイクル資材である堆肥が広く使われています。

 

 造園緑化では導入する植生が健全に生長する為には土壌改良(土壌環境を最適にする事)を行う事が一般です。その土壌改良として堆肥を使用しています。堆肥は土に混合すると徐々に分解をしながら、植物にとってより良い土壌環境を作り上げます。また法面緑化では導入する植生が健全に生育する人工土壌として堆肥が活用されています。

 

 弊社は「エコサイクル」をキーワードにすべての廃棄物を資源としてとらえており、現在緑化事業における新たなリサイクルとして着目している資源は浄水場と下水処理場の汚泥になります。この汚泥は社会生活で恒久的に発生する廃棄物であり、均一な品質にするためにぼかし処理,発酵させ、客土,肥料,培養土などの原料とする事業の展開を現在進めています。

 

 緑化事業は、景観性の向上,潤いのある街つくりといった「質」の面で今まで評価を受けています。しかし「質」の他の評価として「リサイクル」に寄与している点の認識が浸透していないと思われます。弊社は資材製造,供給の立場から、廃棄されている資源の有効活用方法を確立し有効活用を図る事で、緑化業界が循環型社会の形成を図る手助けを行いたいと考えています。

 

平成19年1月

富士見緑化株式会社

代表取締役社長 山本正信 氏

  

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