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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

食品残渣の処理事例〜業務用生ごみ処理機「トラッシュ」〜(株式会社ヨロズヤ)

株式会社ヨロズヤ

設立年:昭和60年4月
資本金:1,000万円
従業員数:3名

食品リサイクルにとっての大きなハードルのひとつである臭気問題。臭気の拡散しない業務用の生ごみ処理機はないのか。
今回は、株式会社ヨロズヤ代表取締役大野研氏にお話を伺った。

 

業務用生ゴミ処理機トラッシュの株式会社ヨロズヤ


企業概要
当社は三島市において、一般廃棄物と産業廃棄物の収集運搬を生業として昭和60年に起業しました。1台のトラックで開始した事業は、5年でトラック10台を超えるほどに成長しました。
他方、平成7年頃から業務用の生ごみ処理機「トラッシュ」の前身を、当社で引き継ぐことになりました。
現在は、生ごみ処理機「トラッシュ」の販売を主な事業として行っております。

生ごみ処理機「トラッシュ」
トラッシュは全国で30年以上の歴史があり、これまでの導入実績は1,200件以上にもなる処理機です。
食品残渣を微生物分解により処理する完全密閉式で、電気やガスは一切使用せず、蓋を開けて生ごみを投入するだけのシンプルな構造です。
食品残渣であれば大抵のものは処理が可能で、塩分や油分、水分が多い食品残渣も問題なく処理できます。

トラッシュの大きさは横1,680mm×縦1,680mm×高さ2,390mmで、設置は土中に埋設をします。
通常タイプとハーフタイプ(高さが約半分)の2種類があり、処理能力は通常のものが30~50kg/日、毎日使用すると約3年程度で満杯になる計算です。(ハーフタイプの処理能力は通常タイプ比でおよそ30%程度)
満杯になったものは半年程度で体積は約半分程度まで減るため、最近では、もう1台新規でトラッシュを導入し、交代で使用する方が増えています。処理スピードは、1日当たりですと、トラッシュ内部の食品残渣量全体の5〜3%程度が分解されます。その土地にいる土着菌により処理を行うため、場所による処理能力の差は10%以内となっています。

一般的に食品残渣の処理費用は30円/kgと言われていますが、トラッシュの場合、5年間使っていただくと5~10円/kgとなります。また土地がない場合には、駐車スペースなどでも利用可能です。

トラッシュ

業務用生ゴミ処理機トラッシュの施工図

トラッシュ構造

導入事例
行政による導入が多く、給食センター等への設置では、多くの実績があります。長野県川上村では、30年前に設置されたトラッシュが今でも稼働しています。ランニングコストが不要で、電気や燃料等を使用せず、フレームは専門の大手メーカーに特注で製造委託し、開閉扉は船のハッチの蝶番を使用しておりますので、故障が大変少なく、長持ちします。

沖縄県竹富町では、平成16年から、各家庭で発生した食品残渣を21台のトラッシュですべて処理しています。竹富町は総人口約4,000人で、町民は各家庭で発生した食品残渣を、公民館等に設置されたトラッシュに各自で投入しています。

竹富町ごみ分別表(外部リンク)を見ると、町で生ごみの回収をしていないことがわかります。
http://www.town.taketomi.lg.jp/uploads/fckeditor/uid000012_20131101132649d72b9850.pdf

平成23年度からは、岩田県一戸町においても、ごみ削減の新たな取り組みの一歩として、トラッシュ1台が町民用に設置されました。他にも多くの企業、自治体、リゾート施設や学校等で御利用いただいています。

1日の生ごみの量が50kg以上の場合には、複数台のトラッシュで対応可能です。これまでの最大のものは500kg/日でしたが、現在進めているプロジェクトには1t/日の規模のものもあります。

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設置工事保育園玄関前

http://www.spaceexpress.co.jp/topic/2010_01c.jpg

30年間使用されているトラッシュ

臭気への対策
生ごみ処理機と聞くと、皆さんが一番心配されるのが、恐らく臭気の問題ではないかと思います。トラッシュは完全な密閉式で、嫌気性発酵により食品残渣を分解しますので、内部は負圧となっており、扉を開けても中の臭気が外部に出ない仕組みになっています。
また、不快な臭気を発生させるような不安定な発酵を生じさせないためには、内部の水分量が重要です。トラッシュ内部で蒸発した水は、トラッシュ天井面で捕捉され水滴となり、カーブを描いた天井面に沿って流れ、余分な水分は内側に設けられた内壁から、外部へと排出する仕組みとしています。単純な構造に見えますが、実はたくさんのノウハウが詰まっているんですよ。

満杯時

満杯から半年後

今後の目標等
NPO法人生ごみリサイクル全国ネットワークの試算によると、標準的な食品残渣1tを、トラックによる収集と運搬、焼却の一般的な方法で処理した場合、約2,051kgの二酸化炭素を排出します。これをコンポスト容器あるいは直接土へ還す方法で堆肥化すると、約18kgの二酸化炭素が発生し、約114分の1に抑えられるそうです。
トラッシュの普及は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の削減に寄与します。今後もトラッシュ普及のため、活動していきたいと思います。

大野 研(おおの けん)

株式会社ヨロズヤ代表取締役

 

 

 

株式会社ヨロズヤhttp://www.yoroz.co.jp/index.html
三島市平田151−1
TEL:055-972-7777 FAX:055-981-4411
お問合せhttp://www.yoroz.co.jp/FormMail/Inquiry/FormMail.html


 

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