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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

顧客満足度向上のために(有限会社ヤードウェスト浜松)

有限会社ヤードウェスト浜松

設立:1996年
資本金:300万円
従業員数:11名

静岡県の西部地方で、枝葉を原料に、糞尿を一切使用しない堆肥・肥料及び培養土の製造を行い成功を収めた企業。小規模な肥料メーカーでありながら、販売地域は県内を中心に神奈川〜長野〜愛知にまで及ぶ。今回は代表取締役の山田昌人氏にお話を伺った。

 

 

---先ず始めに、事業を始めることになったきっかけを教えてください。

もうだいぶ昔の話になるんですが、造園業者が伐採した枝葉は、当時、焼却・埋め立て処分されていました。それが10年ほど前に地球温暖化が騒がれ出し、また住民からの苦情(洗濯物に煙の臭いがつく等)も出始めるなど、今後は焼却処分ができなくなるという危機感が造園業者に広まっていました。そこで当社でその処分方法を模索することになり、微生物を使った無臭の堆肥化を目指し、処分費をいただくことで処理を引き受けるという提案をしました。これが事業開始のきっかけです。

しかし今までは無料で処分していたものですよ?処分費を払ってまでみなさん持ち込んでくるか疑問があったんですが、なんと造園業者たちが次々と枝葉を持ち込んできたんです。他に比べて処分費が安いとはいえ、それほど処分に困っていたんでしょうね。こうして当社の堆肥づくりが本格的にスタートしました。

---肥料製造を開始して、事業の転換期みたいなものはあったんですか?

約15年前でしょうか、食品に対する安全性・健康志向について消費者の関心が高まり、「有機」という表示があらゆる食品に表示され、消費者の混乱を招いていました。そこで平成13年、「有機」と表示するには、農林水産省の有機JAS認証を取得しなければならないとする「有機食品の検査認証制度」が制定されたんです。

すぐに顧客さんから「有機の認証を取りたい」という話があり、制度について調べたところ、認証取得基準のひとつに、JAS規格に適合した肥料を使う必要があることがわかりました。そこで、リクエストに応えるため、肥料のJAS規格取得に取組むことを決めたんです。

JAS規格取得に向け取り組み始めたのはいいんですが、これがまた非常に大変でした。有機JASは作物栽培時に化学物質を一切使用しない農法であり、それゆえ化学物質の基準が大変厳しいんです。当社の製品原料はどこにでもあるような樹木や枝葉ですが、それでも出所がはっきりしない原料は一切使えません。交通量が非常に多い道路沿いの樹木類は、やはり排気ガス等の影響で化学物質が検出される恐れがありますからね。色々な検査を実施して、取得するまでに2年以上の歳月を費やしました。

※ 有機JAS:多年生作物は過去3年間以上、野菜や米なら過去2年間以上、農薬や化学肥料を全く使っていない農地での栽培など有機JAS規格を満たした農産物・加工食品に有機JASマークを付す制度である。

 

有機堆肥「グリーンヤード」

培養土

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