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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

廃石膏ボードの地域内活用を目指して(株式会社渡邉興業 WATAKO)

---石膏ボードといえば、アスベスト混入の問題や、硫化水素発生のおそれなど、一般の方は危惧されると思いますが、そのあたりの管理はどうされているんですか?

はい、アスベストや硫化水素については、ニュースなどでも報道されていますので、心配される方もいらっしゃると思います。

まず、アスベストや砒素・カドミウムが含有された石膏ボードが、以前に流通していたのは間違いありません。しかし、それらは全体のごく一部であり、使用された石膏ボードの品番などもすべて判明しています。特にアスベストは、寒冷地でボードの厚みを持たせる際、強度補強のために使用されたもので、温暖な静岡県ではまず使用された実績はありません。

また砒素・カドミウムの含有された石膏ボードはさらに数が少なく、こちらも品番が全て判明しています。石膏ボードは、石膏と紙を接着した構造で、これらの品番が紙部分に必ず大きく印刷されておりますので、確認は容易です。当社では、石膏ボード受入のときにこれらを全て確認する体制を取っています。

硫化水素の発生については、これらは大量の石膏ボードが浸水し、嫌気性状態(無酸素状態)になった場合、土壌中の特定の微生物により発生するものです。グランド用の白線として利用する場合、保管を行っている学校では、雨に当たらない、水に浸からない場所で保管をされていますので、こうした心配はないと考えています。更に当社では、製品をビニールで包装し、浸水しないように配慮しています。

 

製品拡大写真

製品パッケージ

---安全性と品質をクリアされたということですね。実際にエコラインを使用されたお客さんからの反応はどうですか?廃棄物原料ゆえに敬遠されるようなことは?

エコラインはこれから発売する商品(平成21年4月末現在)で、いまようやく準備が整いつつあるところです。そのため販売実績はまだありませんが、友人の子供が地元のサッカー少年団に入っておりまして、「子供たちが使う白線は父兄が費用を負担していて、1試合で10体程度の白線を使用する」ということでした。白線は1体(20kg)でだいたい1,500〜2,000円程度しますので、父兄にとっては結構な出費となります。

そこで当社の製品を試験使用してもらったところ、価格も安く、品質も炭酸カルシウム製と比べて遜色がないということで、次回からの利用を約束してもらえました。

また近隣の学校に営業に回ったところ、すぐ近くの小学校でサンプル使用をしていただけることになり、こちらも価格・品質の面から、次回からの購入の約束をいただけています。

原料が廃棄物であるという点については、逆にリサイクル品ということで喜んでいただいている状態で、わたし自身も驚いています。

石膏ボードは大量に排出されるので、エコラインでは排出された全ての石膏ボードをリサイクルできるほどではありませんが、捨てる以外に利用法がないのであれば、可能な限りリサイクルし、世の中に流通させることが重要だと考えます。

 

---最後に今後の目標をお聞かせください。

そうですね、目標は色々とありますが、先ずは地元の富士・富士宮地域の全ての学校でエコラインを使っていただくのが当面の目標です。

また、当社の石膏ボード処理プラントの近くには南小学校と南中学校がありますので、子供たちへの環境教育の一環として当社のプラントを見学してもらえれば、と考えています。子供たちが学校で使っているグランド用の白線が、学校の近くで、しかも廃棄物を元につくられている、その行程を見て欲しいと思います。

また産業廃棄物処理という業種は、どうしても悪いイメージが付きまといます。そういった我々自身の地位向上にも繋がっていくのではないかと考えています。

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『解体屋さん』『産廃屋さん』から『解体業者』『産廃処理業者』という企業としてのイメージを確立し、業界において模範業者となるべく社員一同で日々の業務に取り組んでおります。

渡邉 卓也(わたなべ たくや)
株式会社 渡邉興業 WATAKO 専務取締役
1976年生まれ。八戸大学商学部商学科卒。
1998年 有限会社 渡邉興業に入社。
2001年 商号を 株式会社 渡邉興業 WATAKOに変更。
同  年 株式会社 渡邉興業 WATAKO 専務取締役就任。

2009年 石膏ボード再生製品エコラインの開発に成功。現在に至る。

 

株式会社渡邉興業 WATAKO (http://www.watako.jp/)
 本社 富士市森島231−3  TEL:0545-64-2536 FAX:0545-64-8484
 中間処理プラント 富士市宮下字大道下511−18 TEL:0545-64-9990 FAX:0545-64-9991
 e-mail : http://www.watako.jp/otoiawase.htm 

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