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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

廃棄物処理事業者に求められるもの(株式会社タカダ産業)

取材先:株式会社タカダ産業

設立年:昭和49年
資本金:1,000万円
従業員数:23名

廃棄物処理事業者に求めらるものは処理単価なのか、それともコンプライアンスや適正処理なのか。今回は御殿場市にあるタカダ産業株式会社高田代表取締役と高田取締役管理部長にお話を伺いしました。


企業概要
当社は昭和49年11月に設立。御殿場市を拠点として静岡県東部を中心に、一般廃棄物、産業廃棄物の収集運搬業、一般貨物運送事業を主たる事業とし、平成16年7月に静岡県の産業廃棄物処分業の許可を取得し現在に至っております。廃棄物については、主に静岡県の排出事業者からの廃棄物を収集運搬及び自社の中間処理行程を経て、静岡県内のほか、山梨県・神奈川県・東京都の処分場へ搬入しています。中間処理工場では、品目ごと破砕・圧縮・溶融固化処理のいずれかを行い再資源化を行なっております。

高次元で求められる環境への対応
当社のある静岡県御殿場市には、防衛省陸上自衛隊駒門駐屯地・滝ヶ原駐屯地・板妻駐屯地等があり、また大手企業の事業場も多くあることから、環境対応への意識が強く求められ、埋立廃棄物ゼロのゼロエミッションを目標としている企業も多く存在しています。
廃棄物の処理委託先の選定条件としてリサイクルに積極的であり、かつコンプライアンスを厳守した事業活動はもちろん、廃棄物の収集運搬を行う車が汚かったり、従業員の態度が悪かったりすることに関しても非常にシビアです。排出事業者の皆さんは、毎年、現地調査に必ず来られますし、当社が処理を委託している先にも視察に行かれています。
こうしたステークホルダー(利害関係者)の動きに合わせ、当社では優良産廃処理業者認定制度(通常の許可基準よりも厳しい基準をクリアした優良な産廃処理業者を、都道府県・政令市が審査して認定する制度)取得のため、財務情報や処理量等の詳細を当社webサイトにて公開しています。

ISO14001の取得とリサイクル率
かなり以前のことになりますが、中小企業でもISO14001の取得が当たり前のようになり、当社もとりあえず取得しておこうかということになりました。ところが、実際に取り組んでみると大変にハードルが高く、経費もかかり、一度は取得を断念しました。しかしその後、お客様に対する従業員の対応に改善の必要性を感じ、社員教育のためにも再度ISO14001の認証取得にチャレンジし、平成16年に認証取得いたしました。

また当時、ISO14001に取り組む中で、当社ではリサイクル率の向上を目標に掲げ、お客様である排出事業者の皆さんに、仕切りを設けた特製コンテナに分別排出する提案をしました。しかし、日本全体で埋立処分が主流の時代でしたから、分別という概念はほとんどなく、当社の提案は全く受け入れていただけませんでした。
それから実に1年後、大手企業さんに試験的に導入していただいたところ、今では当たり前となったこの方式を気に入っていただき、他の事業者様にも爆発的に普及しました。

当社ではこれを契機に、リサイクル率の向上とお客様の経費削減のため、様々な提案を実施し、お客様とともにレベルアップしていきました。時には排出事業者さんから、「これはリサイクルできないか」と逆に相談を受けるようになり、頼っていただける存在になることができました。
さらに、当初40%程度だったリサイクル率は、現在では90%以上となり大幅な向上に成功しました。

プラスチック類の処理施設

処理後のプラスチック類

食品トレイをリサイクルしてインゴットに

ISO14001取得

今後の目標等
我々廃棄物処理事業者は、もっと同業者同士で情報を共有する必要があると常々感じています。廃棄物は形態や性状により、適する処理方法が異なります。当社の機械では対応できない廃棄物も、市内の別の処理事業者の機械でなら対応できるかもしれませんし、それは排出事業者さんのメリットに繋がる可能性もあります。もちろんそれ以前に許可を取得している品目かということもあります。
そんなこともあり、市内の一般廃棄物処理事業者8社で組織する御殿場市一般廃棄物処理事業協同組合を組織し、情報の共有化を図っています。今後はこの枠にとどまらず、もっと多くの処理事業者のみなさんと情報交換ができればと考えています。
行政には、この支援及び現状の法律と現実のギャップを埋めるような政策をお願いしたいと思います。ありがとうございました。

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宝永時代(江戸時代)に御殿場を飢餓から救った時の代官伊奈半左衛門忠順。当社では半左衛門ブランドとして、ローカルヒーローの信念をPRしています。詳しくは以下のリンクからご覧下さい。http://www16.ocn.ne.jp/~tscltd/page6.html


田 知(たかだ さとる)
株式会社タカダ産業 代表取締役
(写真左)

田 宜秀(たかだ よしひで)
株式会社タカダ産業 取締役管理部長
(写真右)

 

 

株式会社タカダ産業http://www16.ocn.ne.jp/~tscltd/index.html
御殿場市塚原740番地の1 TEL:0550-89-9836 FAX:0550-89-7796


 

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