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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

県内発!全国トップレベルのポリ容器リユース企業(鈴与エコプロダクツ株式会社)

鈴与エコプロダクツ株式会社

設  立  :平成16年9月
資 本 金 :10百万円
従業員数:37名

静岡県では3R(リユース・リデュース、リサイクル)を推進しているが、こと廃棄物というとリサイクルと捉われがちである。今回はポリ容器のリユース事業に取組んでいる鈴与エコプロダクツ株式会社を紹介したい。代表取締役社長の立石義郎氏にお話を伺った。

工場外見

 

---では最初に事業内容についてお伺いできますか?

今まで産業廃棄物として処理されていたポリ容器のリユース事業を行っています。全国から回収したポリ容器を、洗浄、乾燥、検品し、製品充填工場に納入するほか、各種プラスティックコンテナ(通い箱)の洗浄なども行っています。

本事業は、洗浄と運送が車の両輪となるビジネスであり、鈴与鰍ナ所有する物流網のハード、ソフトを生かした環境ビジネスへの参画の中の1つとして考えました。回収・供給にあたっては、鈴与グループ独自の配送システムを核に、全国をカバーできるネットワークを形成しています。

事業を開始した当初の取扱い量は約4万個/月程度で、3年以内で8万個/月という目標のもと、設備も10万個/月の処理能力を持つものを導入しました。まだ目標のペースより遅いものの、今はだいたい6万個/月を越えるところまで伸びてきています。

---かなりの量をリユースしているんですね。取扱量も2年で2万個/月増えたということですが、何か理由はあるんでしょうか?

そうですね、『不都合な真実』に見られるように、環境問題への社会全体の認識が変わり始めたということが大きな背景になっています。ただし、事業系の容器包装については容器リサイクル法のような規制がないので、まだまだ産廃で処分する事業所が多いことも事実です。国や県で事業所の容器包装についてもリサイクルの義務化ができれば、リユース率はもっともっと高くなるのではないでしょうか。

二つ目は、エンドユーザーまでも満足させるようなリユース品の回収には、全国区での物流網が欠かせません。回収〜洗浄〜納品までを一貫して引き受けることが出来たのは、ポリ容器専門の洗浄設備を有し、全国区の物流網を完備している当社グループしかなかったということです。

---新品の容器を購入するのに比べて、コスト的にはどちらの方が安いんですか?

新品を購入するときの値段は、大量購入する事業所とそうでない事業所では価格にだいぶ幅があります。ですから新品で購入するときの価格が高ければ高いほど、リユース品はコストメリットが高くなります。また、価格比較をするときには購入代金だけで考えられがちですが、廃棄処理費用や回収費用も考慮しなければなりません。トータルで見れば、コストメリットは大きいと判断しています。

またリユースは1度で終わりではないため、リユース回数が多くなればなるほど、コストメリットが出てくるんです。ここのところ原油高騰により原料の値段が上がっていますので、これは我々にとって追い風になりました。ただし輸送面では負担が大きくなったことも事実ですが。

ポリ容器の洗浄工程

ポリ容器裏面のリユースを示す印字

特に最近、企業はCSR(企業の社会的責任)をコストメリットと同じくらい強く意識しています。中でもCo2排出量の削減は大きな課題となっていますが、リユースはこの分野でも貢献できます。Co2排出量は新缶の製造段階までは計算上入れないとしても、細かな前提は省きますが、「廃棄・新缶購入:リユース=3.13:1.15(kgCo2)」といった比較が可能です。

それから、当社ではポリ容器のリユース回数を耐久性等の点から、顧客との取決めで5回又は3年までとしています。ポリ容器の耐久性は使用状況によっても変わりますが、日光に長時間さらされるような環境におかれていれば劣化も早まります。ただし、一般的にどのくらいの耐久性があるかというデータがありません。今までポリ容器が使い捨てであったことの証拠ともいえますよね。そのため当社でもポリ容器の劣化実験などを行っている最中なんです。

当社でリユースしたポリ容器には1回毎に裏面印字をしていますので、是非一度ポリ容器の裏面をご覧になってみてください。

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