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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

環境にやさしい適材適所のリサイクル(斉藤興業株式会社)

斉藤興業株式会社

設 立 :昭和43年5月
出資金 :1,000万円
従業員数:15名

傷んだ道路を剥がした「廃アスファルト舗装」を100%原料にして、再度、アスファルト舗装に利用できる機械が富士宮市にある、という情報をお聞きしたので、お話を伺いに行ってきました。

 

*豆知識 アスファルトとは?
  石油の副産物として得られる半固体状の黒色粘着性物質

*豆知識 アスファルト舗装とは?
  通常、表層、基層、路盤の3層で構成されている。表層は我々が一般的に言う道路であり、大小の砕石(石)と砂を、加熱したアスファルトで固めたもの。アスファルト舗装は、既に一般的にはリサイクルされており、通常は、廃アスファルト舗装を細かく破砕し、新材の砕石とアスファルトを加えて再利用されている。

---まずはじめに、御社の事業概要などについて教えてください。

当社はもともと砂利の販売を業として富士宮市内に創業し、その後、土木業、産業廃棄物処理業、運輸貨物業と業務の幅を拡大してきました。具体的には、土木業は機械土木を主体とし、産業廃棄物処分業では、建設現場で発生したガレキ類を破砕して、路盤材料などに処理をしています。

今回、当社が導入した機械は、アスファルト舗装の表層部分を100%原料にして、仮復旧用舗装材料とすることができる機械です。

特徴としては、原料である廃アスファルト舗装を破砕・過熱するだけ、つまり他に新材を加えず、アスファルト舗装材料とすることができる点です。あくまで仮復旧用のみと用途は限られますが、道路下のガス管や上下水道管の工事などで活躍すると考えています。

---仮復旧用のみの用途に限られるんですね。しかしそれでは量がはけないと思うんですが。

そうですね、ただ、もともと量をはかすことを目的にしていないんですよ。当社のある富士宮市北部地域には、半径10km圏内にアスファルト舗装材料製造工場がありません。そのため小規模工事でも、施工者は市境にあるアスファルト舗装材料工場であるAプラントまでわざわざ取りに行かなければなりません。

小規模工事を請け負うのは小規模事業者ですから、アスファルトを取りに行く人手にも苦労しているのに、最近ではガソリンの高騰も加わり、大きな負担になっています。また、女性や年配者が取りに行くこともあり、長距離ですと安全面でも心配がありますよね。もし富士宮市北部にアスファルト舗装材料プラントがあったら、この地域の施行業者は大変助かるんです。

しかし、プラント設置には莫大な費用がかかるため、道路工事が減っている近年、大きなリスクを背負ってまでプラントを設置できる人はいません。そんなとき、雑誌にアスファルトをリサイクルする機械の記事が載っていたんです。

上下水道管やガス管工事のためには、アスファルト舗装の一部を切り取って工事を行います。工事終了後は、仮復旧と称して仮のアスファルト舗装を施しますが、この舗装基準については特に定めがないため、通常のアスファルト舗装と同じ品質基準が使われています。しかし、仮復旧期間は2〜3ヶ月が普通で、長くても半年程度であり、そこまでの品質が本当に必要かどうかですね?

廃アスファルト舗装

左記を加熱・破砕したもの

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