静岡県環境ビジネス情報サイトエコマート静岡メニューへスキップ本文へスキップ

サイトマップ

ホーム >

ビジネス事例紹介 > 中国と日本の環境・経済問題を考える(NPO法人日中環境経済中心(センター))

ここから本文

ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

中国と日本の環境・経済問題を考える(NPO法人日中環境経済中心(センター))

NPO法人日中環境経済中心(センター)

設 立:2003年12月
会員数  個人:約30人、団体・法人:5社

現代社会は未来世代の生存と幸福に責任を持つとの環境倫理観に立ち、中国の環境問題は日本の環境問題であり地球規模の環境問題でもあるとの認識から、日本の企業が単に中国を膨張型経済の発展市場として捉えることなく、中国社会が環境と経済の二軸構造に向かうための活動を目的に設立したNPO法人です。

日中環境経済センターメンバー写真

 

----どんな活動をしているのですか?

私たち組織の活動は大きく分けて以下の3つです。

  • 色々な企画・提案や調査・研究事業
  • 中国に関する情報の提供
  • 人材育成

その中でもメインの活動となっているのが企画・提案や調査・研究事業で、特に設立当初から取り組んでいるのが「中国浙江省烏鎮の水浄化プロジェクト」であり、シンボル的事業に成りうると考えています。

烏鎮は、2001年1月、中国・上海市に於いてアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開催された際に、各国首脳が烏鎮に訪れたことで注目を浴びることになり、多くの観光客が訪れるようになりました。このことがきっかけとなって、古い街並みの世界遺産への登録を考えています。しかし、水質汚濁等が原因して世界遺産への登録が許可されませんでした。この水浄化事業が、烏鎮の水浄化プロジェクトです。

実は、日本では約30年前に施行されている水濁法(水質汚濁防止法)についても中国では最近施行されたばかりであり、目まぐるしい経済発展を遂げている一方で環境対策等の法整備が経済発展に追いついていないのが、今の中国の実情です。

----今の日本と30年前の日本が混然して存在している状態なんですね。では何故、烏鎮の水浄化に取組むことになったんですか?

烏鎮へは、NPO設立以前から何度か視察目的で訪れていました。そこで、面識のあった我々に烏鎮から水質浄化の相談あったと言うことです。日本の環境浄化技術が世界でもトップレベルであったことも、その背景にあげられるとおもいますが・・・。

現在、我々が烏鎮へ提案しているのは、これまでの様に水処理設備を影に隠してしまうものではなく、思い切り前面に出すことで環境に配慮した新しい観光地の在り方を目指した水浄化設備のランドマークタワー化構想です。

烏鎮にとって大きな課題である水質浄化を、逆に活用することで環境問題に取組む観光の街をアピールできる施設に仕立てようとするものです。

ただ、我々が提案しているのは、構想を実現するためのソフトのみであって、水処理設備を作る等のハード面については、全て現地調達を基本としています。これまで(今でも同じですが)の日本のビジネスと言うと、ソフトもハードも日本から持ち込んでくることが、当たり前として考えられていました。所謂、ソフトとハードのセット販売です。しかし、それでは輸送に伴うCO2排出量を削減することはできません。

例えば、日本国内のCO2排出量の22%(2004年レベル)が物流から排出されているといわれており、物流をなくすが大幅なCO2削減に繋がることになります。現実問題として、物流ゼロは不可能だと思います。しかし、地球環境問題を考えた場合、物流は外すことのできない観点であり、これを少しでも減らすための取り組みは、必要不可欠だと考えます。

特に、資源を海外に依存している日本にあっては、率先して取組むべき課題だとも言えます。私が、「レシピはグローバルに、食材は地域から」を活動のコンセプトにしているのもこの考え方からです。

 

烏鎮生活風景

烏鎮水郷

次のページへ

前に戻る