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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

地域一体となって取り組むバラエティ豊かな地球温暖化対策の推進.(低炭素杯2017受賞(優秀賞)取組み事例紹介)

三島市ストップ温暖化推進協議会

設立年:平成21年6月27日
メンバー数:16名(平成29年4月現在)

平成29年2月に(一社)地球温暖化防止全国ネットの主催により開催された低炭素杯2017において、三島市ストップ温暖化推進協議会が優秀賞を受賞されました。今回は、受賞の取組みについて、会長林辰雄氏、幹事山本達雄氏、幹事小松幸子氏、主管の三島市環境市民部環境政策課(担当:主事佐藤和也氏)にお話を伺いました。



概要

三島市ストップ温暖化推進協議会(以下、「協議会」という。)は、平成21年6月27日、市内の二酸化炭素排出削減を目的に、三島市によって設立されました

三島市は平成13年から19年度まで市民環境大学を開催し、修了生をエコリーダーとして認定しましたが、さらにステップアップした内容で平成20年度に三島市ストップ温暖化推進員養成講座を開催し、受講を修了した33名で協議会がスタートしました。

活動内容は、市内や周辺自治体の企業、学校、町内会等への講師の派遣、出前講座の開催や、様々な地域団体等と連携した活動です。

市内にはこの他に、環境に関する地域活動に重点をおいたエコリーダー(53名)、環境活動PR誌(年2回発行で、広報Mishimaに同封)の編集をするエコライフみしま(8名)等の環境関連活動団体があり、お互いに協力しながら活動を行っています。

予算は全額自前で、講師費や展示会出展に対する謝礼が活動費となっており、市の補助金等はありませんが、代わりに活動場所や事務用品について、一部提供を受けています。

活動内容

(1)出前講座・講師の派遣

学校や企業、公民館等での出前講座や講師の派遣を実施しています。基本的に講師費用は無料です。38の講座プランを用意しており、申し込む人が受講したい講座を選んで申し込むスタイルです。

私たちの講座は体験型であることを大切にしており、例えば、電球、蛍光灯、LEDの消費電力の違いが目で見てわかるように電力計を設置した機材や、シャワーヘッドによる節水力の差を実感してもらうために、シャワーヘッドを複数用意し、実際に水を出して、シャワーヘッドのタイプによる節水力の差がわかる実験などを取り入れています。これらの機材の多くがメンバーの手作りです。

蛍光灯・LEDの機材

シャワーヘッド実験器具

以下、主体別の人気講座タイトルです。

人気講座タイトル
小学生: 廃食用油の活用(キャンドル、石けん作り)、竹炭とアルミニウムを使って電池を作ろう、木工教室エコキャンドルハウスの製作、
高校生: 地球温暖化「今何をすべきか」、地球温暖化最新情報、
   一般:化石燃料に依存しない地域分散・循環型エネルギー社会の構築、食材の地産地消を通して、安全で地球に優しい食生活を送ろう!、LOHASな暮らしとは、夏・冬のエコ・省エネ・節約術

このほか、市内の大手企業において環境教育の一環として、毎年6月の環境月間に、家庭でできる温暖化対策の講座を社員の皆様にお話ししたり、町内会では防災関連メニューの関心が高いため、ソーラークッカーを使った講座等を実施しています

また、記載の38の講座プラン以外でも、要望に応じた講座をお届けします。 平成28年度は9つの講座を開催し、約599名が参加しました。

(2)他団体との協働

市内には環境関係団体をはじめとして様々な団体が活動しており、それぞれの団体が活動の垣根を越えて、互いに協力しています。
例えば、5月に開催されるみしま花のまちフェアでの花の飾りつけや、11月に開催される三島フードフェスティバルへの参加(エコリーダーが遊休農地で栽培したさつまいもを使った焼き芋づくりの支援)等です。活動の垣根を越えて協働することで、活動の幅が広がり、視点を変えた考え方のヒントを得ることができると考えています。

(3)スキルアップ研修会

市民や市内勤務者を対象とした研修会を市が主催となり実施しており、平成28年度は三島函南ジオツアー、箱根西麓での間伐体験等の5講座を開催し、多くの市民が参加するとともに、メンバーのスキルアップの場としても活用されています。昨年は研修受講者が新しく協議会のメンバーとして加入しました。

ライトダウン!キャンドルナイトみしま

毎年1回、11月〜12月頃に実施しており、白滝公園で17:00〜19:00までライトダウンイベントを実施し、キャンドル1,500灯を点灯しています。市内にある2つの大学やボランティア団体等によるライブも開催され、平成28年度は参加者数約400名、協力店舗は約100店舗となりました。

キャンドルは市民が持ち寄った廃食用油等を使用しており、協議会が事前に参加者等と協力しながら準備をしています。以前は固化材を使って固めたキャンドルのみでしたが、現在は研究を重ね、廃油をそのまま使えるように工夫したキャンドルも作ることで、参加者や事務局の労力を大幅に削減できました。

キャンドルナイトみしま

出前講座(サロン中島)

低炭素杯優秀賞受賞コメントと今後の予定など

今回の低炭素杯2017での優秀賞受賞は、私たちの取組みがどこの地域でも取り組める活動である点を評価いただいた結果であり、大変光栄なことと考えております。協議会では、二酸化炭素排出量削減の啓発を、体験型講座を通じて今後も進めて参ります。

協議会に所属しているメンバーの多くが、他にも様々な団体等に所属して活動を行っています。私(小松氏)はグローバル文化交流会にも所属し活動しており、以前に市内在住の外国人の方々と地域の清掃活動を行いました。それを何かの形に残そうとなった時に、アメリカ人の方のアイデアで「バイリンガル環境かるた(※)」を作ることになりました。バイリンガル環境かるたは大変な人気で、商品化され、現在も協議会の活動等の様々な場面で使用しています。

※ バイリンガル環境かるた
日常生活の中で、誰もがちょっと気をつければ、地球にやさしくできること50を標語にし、日本人だけでなく、世界中の人々にも使えるよう英語も併記したかるた。すべて会員による手作りで、今では全国に広がり、イギリス、ドイツ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどの海外にも渡っている。

最近では、交流会のメンバーである台湾の方から、台湾では若い人の間でマイ箸、マイストロー、マイ先割れスプーンセット持参が流行っていることを聞き、それを協議会メンバーと共有しました。今後は、各メンバーがセミナーや座談会で情報発信することで、より多くの皆さんに知っていただき、取り組みを広げられればと考えております。環境問題や温暖化防止以外の活動を行っている団体との交流が、活動の幅を広げ、新しい考え方を教えてくれます。

また、協議会の今後の取組みとして、COP21でフランスが自国の行動計画として掲げた「1000分の4イニシアティブ(※)」は、大変共感できる取り組みであり、協議会としてもこの取り組みに賛同し、地球温暖化防止のために貢献できればと考えております。

※ 1000分の4イニシアティブ
有機物含量が多い土壌は、より肥沃で生産力も高く、侵食や気候変動に対する耐性も高い上、大量の炭素を貯留することで、気候変動の緩和にも貢献できます。日本を含む約30カ国が本イニシアティブに参加しています。

低炭素杯プレゼンテーション

 

三島市ストップ温暖化推進協議会
活動拠点:エコセンター(旧三島測候所) 三島市東本町2-5-24
問合せ 三島市環境市民部環境政策課 
TEL:055-983-2647 FAX:055-976-8728


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