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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

飲料工場から排出されるコーヒーかすや柑橘の搾りかすを有用な資源に変える!(静岡県工業技術研究所)

静岡県工業技術研究所

静岡県内には清涼飲料を製造する事業所が数多く存在し、副産物として使用済みの茶葉やコーヒーかすが大量に発生します。今回はそれらの利活用について研究されている静岡県工業技術研究所バイオマス循環プロジェクトスタッフ研究主幹の櫻川智史氏にお話を伺いしました。


静岡県の清涼飲料製造業における出荷額は全国1位(H20 工業統計)で、多くの企業が本県に集約しています。県工業技術研究所では、これら工場から大量に排出される飲料加工残さを有用な資源としてとらえ、付加価値の高い有用成分や、新素材となる炭化物の開発、更には燃料化し、エネルギー回収する技術を開発しました。

 その研究成果の一部をご紹介します。

1.県特産柑橘ダイダイの搾りかすから、安全で芳香性の良いアロマオイル(精油)を抽出し、アロマソープ、アロマウェット製品を試作しました(写真1)。

2.コーヒーかすを原料に、高比表面積で安価な活性炭の開発に成功しました。電極材料や浄水剤として十分な性能が得られることを明らかにし、電気二重層キャパシタ(写真2)と水質浄化フィルターを試作しました

3.静岡油化工業株式会社様との共同研究により、コーヒーかすを原料とした高カロリーで安価なバイオマス燃料の開発に成功しました(写真3)。さらに、重油の代わりに工業用熱源として利用するため、5トン/日規模の実証プラントを構築・実用化しました(写真4)。実証プラントは、年間576トンの二酸化炭素を削減することが可能で、国内クレジット制度排出削減事業として承認されています。

C:\Users\bio-EPSON\Desktop\IMG_3346.JPG

写真1.試作したダイダイアロマ製品

C:\Users\kikuchi\Desktop\新しいフォルダー\IMG_0581.JPG写真2.コーヒーかす活性炭で
作った電気二重層キャパシタ

L:\H23_プロ研\H23_プロ研画像\コーヒーペレット.JPG

写真3.コーヒーかすペレット燃料

写真4.構築した実証プラントの概観

 今後は、これらの開発した技術を基に、県内企業と連携し、環境性・経済性に適った地域バイオマス利活用システムの構築を目指します。食品残渣からの有用成分の抽出や活性炭、バイオマスペレットの開発等に興味をお持ちの方は、是非お問い合わせ下さい。

 

静岡県工業技術研究所http://www.iri.pref.shizuoka.jp/

静岡市葵区牧ヶ谷2078
TEL: 054-278-3002(代) FAX: 054-278-3066
(バイオマス循環プロジェクトスタッフ TEL 054-278-3024)


 

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