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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

愛知県衣浦東部浄化センター及び中部電力株式会社碧南火力発電所 視察報告

   

静岡県環境ビジネス協議会(事務局:静岡県環境資源協会)主催による、愛知県衣浦東部浄化センター及び中部電力株式会社碧南火力発電所の視察会が、平成24年11月15日(木)に開催された。

碧南火力発電所概観

愛知県は下水道普及率が72.9%で、11の流域下水道がある。

衣浦東部流域下水道は、計画区域面積3,344ha、計画処理人口12.9万人、処理能力7.5万?/日、関連市町村数3市、供用年度平成8年度の、11ある下水道のうちでは比較的小規模である。

終末処理場は、衣浦東部浄化センターで、敷地面積8.86ha、処理能力日最大74,900?、処理方法は凝集剤添加硝化脱窒法だ。

下水汚泥燃料化施設全体概観

衣浦東部浄化センターでは、平成24年4月から、下水汚泥燃料化施設が稼動している。

下水を浄化する過程から発生した汚泥を、乾燥・炭化することで燃料(炭化物)として再利用している。

製造された炭化物は隣接する中部電力株式会社碧南火力発電所へ運搬され、同発電所において石炭と一緒に燃やされて発電に利用されている。

汚泥処理能力は100t/日で、これにより製造される炭化燃料は約8t/日なので、年間だと33,000tの汚泥から約2,700tの炭化燃料を製造することができる。

ただし、現状では衣浦東部浄化センターは規模が小さいため、汚泥は20t/日で、80t/日は隣の浄化センターからのものとなっている。

炭化燃料製造工程は以下である。

1.脱水汚泥受け入れ、時貯留

2.汚泥乾燥機で600℃、1時間の乾燥

3.造粒機で押し出し成型

4.炭化炉にて炭化。500〜600℃で1時間

5.冷却機にて45℃まで冷却

6.水分調整後、出荷

炭化炉(熱風式外熱キルン)

炭化までに要する時間は、乾燥機へ投入されて炭化物ホッパに入るまで約3時間、その後の養生工程として炭化物ホッパ内で冷却養生し、発電所に搬入するまで約24時間とのことである。燃料は特A重油を使用。

想定年間発電量は、再生可能エネルギーとしての代替利用により460万kWhとされ、標準的な家庭1,270世帯分の年間使用量に相当する。

また、下水汚泥はこれまで焼却処理されていたが、炭化により、温室効果ガスを約8,000t/年(CO2換算)削減する効果があるとされる。これは、二酸化炭素の310倍温室効果が高いとされる一酸化二窒素を焼却炉よりも大幅に削減できるためとされ、主な理由としては、炭化により汚泥から排ガス中に移行する窒素分が少ない点、排ガスに移行した窒素分が再燃炉により窒素まで完全燃焼されて一酸化二窒素が残りにくいためとされる。さらに、製造した炭化燃料を発電に使用することで石炭使用量の削減に繋がり、石炭由来の温室効果ガスも削減可能だという。

石炭ストック場

 

衣浦東部浄化センター

愛知県碧南市港南町二丁目8番15号
あいちの下水道 http://www.pref.aichi.jp/gesuido/

中部電力株式会社碧南火力発電所

愛知県碧南市港南町2−8−2
http://www.chuden.co.jp/energy/ene_energy/thermal/the_chuden/the_hekinan/index.html


 

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