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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

シュレッダーごみの焼却削減に向けて (株式会社開発紙業)

株式会社開発紙業

設立年 :昭和43年11月
資本金 :1,000万円
従業員数:25名

みなさんの会社では、伝票や名簿などいわゆる機密文書をどうされていますか?シュレッダーごみ、どうされていますか?環境に悪いと思いながらも捨てている場合もあるのではないでしょうか。

今回は機密系古紙リサイクルサービスに低価格で新規参入を果たした静岡市にある開発紙業株式会社木下さんにお話を伺いました。



―――最初に御社の概要について教えてください

当社は静岡市内を中心に、古紙の回収を専門に行う会社です。回収品目は、主には白物といわれるコピー用紙や事務用紙、新聞紙、雑誌、ダンボールの4種類で、回収量はおよそ16,000t/年です。
回収した古紙は製紙メーカーへ販売し、白物はトイレットペーパー、新聞紙は新聞紙、雑誌は板紙、ダンボールはダンボールへリサイクルされています。

一時期は海外、特に中国での需要が増え、古紙を輸出する動きが強まった時期もありましたが、これまでのお付き合いを大切にしたいという社長の考えで、当社回収の古紙は全て国内で循環されています。
日本国内では紙使用量が減っていますので、生産、流通の量も以前に比べて減っているし、今後も増えることはないだろうといわれています。

静岡市内の古紙はおよそ10社で回収されていますが、市場にある紙の絶対量が減れば、同業他社で取り合うのは必然で、当社も他社との差別化を模索していました。
その一環として、現在お付き合いのある古紙排出事業所のみなさんにアンケートにご協力いただいたんですが、そこで出てきた回答に驚きました。

伝票類や名簿等のいわゆる機密文書の処理について聞いたところ、約80%の事業所が「焼却・シュレッダー処理(リサイクルなし)」と回答したのです。

―――機密系古紙のリサイクルサービスはだいぶ前からあったように思いますが?

はい、回答をいただいた「焼却・シュレッダー」については、最終的に市の清掃工場で処理されているかと推測されますので、処理代金としては大変安価です。

ですから、それ以上にコストをかけてリサイクルにまわそうというのは、環境マネジメントを導入していたり、よほど環境への意識が高い企業さんのみに留まっているということなのです。
そこで、こうした機密系の古紙をもっとリサイクルにまわしていただこうと、当社も機密系古紙のリサイクル事業に参入することとしました。

当社の機密系古紙リサイクルの概要は以下です。

 1.それぞれの事業所で機密系古紙をダンボールや箱に投函・保管(貸し出し等あり)。シュレッダー処理が必須の書類に ついては、シュレッダー後、機密くんエコバッグ(45リットル)に入れて保管

 2.いっぱいになったところで回収を依頼(もしくは持参もOK)

 3.当社溶解工場でその場で溶解処理します

 4.溶解物は製紙工場でトイレットペーパーに産まれ変わります。


処理の確認が可能です


溶解処理後の紙

値段設定は、これまでの機密系古紙リサイクルと比較して破格だと思います。
なぜこんな価格設定をしたのか、それは先ほどもお話をしましたが、清掃工場に回っている古紙をリサイクルにまわしてもらうためには、それよりも安い価格設定が必須だからです。

例えばシュレッダーごみの袋ですと、当社45リットル袋が10枚で1,800円(収集運搬費用込)、市のゴミ袋ですと同じ大きさで2,000円なので、当社のリサイクルシステムを利用していただいたほうが企業様にとってもコストメリットが生まれます。

品名 仕様 料金
機密くんボックス
機密くんボックス

ワンタッチ組立て式段ボール箱収容量
A3コピー用紙で約3000枚(質量15〜20s)

寸法:W440×D310×H280mm

399円/1箱

1,850円/5箱(@370円)

3,150円/10箱(@315円)

機密くんボックス
機密くんポス

スチール製(鍵付)

「機密くんボックス」を2段収納(2箱)

寸法:W550×D352×H740mm

レンタル:300円/月 3600円/年

買い取り:18,000円

機密くんエコバッグ
機密くんエコバッグ

高密度ポリエチレン製

容量:約45?

寸法:W650×H800mm(厚み0.02mm)

1,800円/10袋(@180円)

※ 回収料金が含まれており、持込の場合は無料です。

また、当社は静岡市内で溶解処理ができるということも特徴のひとつです。
溶解処理機を持っている古紙回収業者は全国でも12件だけで、県内では当社のみです。

通常は市外まで運搬後、製紙メーカーにて溶解されますが、機密系古紙はその性質上、なるべく運搬距離が短いということが求められます。その点、他の業者が介入せず、当社だけで処理が完結するということは、この事業における最大の利点であると思います。

なお、行政の皆様には、せっかくの資源である古紙を焼却からリサイクルに切り替える施策のご検討を是非お願いしたいと考えています。確かに静岡市の場合、燃やせば発電になりますが、灰とCO2は出ますので。


木下さんの名刺には点字が入っている


機密くんキャラクター 

―――最後に今後の目標などありましたら教えてください

実は以前、父が大きな怪我をしまして、それをきっかけに社会福祉に関心があり、ヘルパーの資格も取得しました。
ですから障害者の方々と一緒になって何か事業ができないか考えていたところ、機密系古紙リサイクルを始めるに当たり、キャラクターを作成することになり、市内葵区春日にある身体障害者通所授産施設「ワーク春日」に依頼をすることになりました。

このキャラクターは、ワーク春日に通う車椅子の男の子がデザインしてくれたものなんです。
竣工式に来てくれた彼が「自分の描いた絵のトラックが街中を走ってくれたらうれしい」と話してくれました。
その夢を実現させたいと思っています。

一言PR
オフィスでシュレッダーごみとなって排出されたものは、現状、大半が焼却廃棄されています。機密文書回収・処理・再生サービス「機密くん」を通じ、温室効果ガス削減、環境を護ることを常に意識しつつ、皆様のお役に立てるよう頑張っていきたいと考えております。

木下草介(きのした そうすけ)
株式会社開発紙業 営業部長
静岡市葵区生まれ。
開発紙業に就く前は、東京都内で暮らし、ホームヘルパーの資格を取得しながらテレビドラマ等の脚本を書いておりました。
何事にも柔軟に、真摯に臨んでいきたいと思っております。

 


株式会社開発紙業( http://kaihatsushigyo.co.jp/index.html )
静岡市葵区川合3-20‐43
Tel:054-263-6131 fax:054-262-9200
お問い合わせ https://kaihatsushigyo.co.jp/contact/index.php

 

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