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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

茶殻リサイクルシステム(株式会社伊藤園)

株式会社 伊藤園

設 立 :昭和41年
資本金 :126億円
従業員数:4959名

静岡県の特産品であるお茶は、缶やペットボトルの普及により、さまざまな場面で需要を伸ばしている。容器入り緑茶製品の製造現場からは膨大な量の茶殻が発生するが、そのリサイクルはどのような方法で行われているのだろうか。
今回は缶入り烏龍茶や缶入り緑茶を初めて開発したドリンクメーカー「伊藤園」で茶殻リサイクルを担当している開発部開発1課の佐藤崇紀氏にお話を伺った。

 

---最初に伊藤園さんの概要についてお聞かせください

当社は昭和41年、フロンティア製茶株式会社として静岡県で創業し、茶業を営んでいました。今ではごく当たり前になった缶入り緑茶を昭和60年に業界で初めて開発したのが当社なんです。茶殻リサイクルもこの当時から検討されており、茶殻はこれまでずっと飼肥料化されていました。飼肥料化された茶殻の評判も上々だったんですよ。

---昭和60年といいますと、まだ今と違い、リサイクルという考え方も社会に浸透していなかった時代ですよね。では伊藤園さんが本格的にリサイクルに取組み始めた経緯についてお伺いできますか?

はい、先ずは当社から発生する茶殻がどういったものかをご説明します。当社の主力製品で「おーいお茶」という商品がありますが、「おーいお茶」は、国産茶葉だけを使用し、急須でお茶を淹れるのと同じ方法で抽出しています。しかも二煎目以降の抽出は行わず、一煎目のみを製品としているので、茶殻には有用成分がたくさん残っています。国内産の、それも一煎しか入れていない茶殻ですよ、これを飼肥料化してしまうのはもったいないと思ったわけです。

ご存知の通り、茶殻は大量の水分を含んでおり、大変腐敗しやすい性質のものです。当初業界では、リサイクルの前提として、茶殻の乾燥が必然と考えられていました。さまざまなプラントメーカーの乾燥機を見ていく中で、どれも素晴らしい性能を誇っていたんですが、機械を稼動させるためには燃料となる石油資源が必要です。LCAの観点からもコスト面からも、乾燥させずに茶殻を含水のままリサイクルできなければ、次に進めないと思いました。

 

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