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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

できないと言わずにやってみよう(株式会社イーシーセンター)

株式会社イーシーセンター

創 業:昭和55年1月25日
資本金:4,000万円
従業員数:132名

静岡県東部地区で産業廃棄物収集運搬と産業廃棄物処分(中間処理)の大手である株式会社イーシーセンターが、廃瓦のリサイクル事業への取組を開始した。今回は、株式会社イーシーセンター センター長 海野智也氏にお話を伺った。


企業概要
当社は昭和55年、沼津市にてコンクリートがら処理、リサイクル砕石の販売を業として創業、その後、富士ステーションを設立、現在は富士に本社、静岡、三島、沼津に支店、沼津と富士に4つのリサイクル工場を有しています。
業務内容は、建設業(解体工事、土木工事)、(特別管理)産業廃棄物収集運搬、産業廃棄物処分(中間処分業)で、処理品目は廃プラスチック類、金属くず、紙くず、がれき類、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、木くず、繊維くず、動植物性残渣等、多岐にわたります。解体工事から収集運搬、中間処理までを当社のみで一括管理でき、お客様である排出者の方にとって、安心して処理をお任せいただけると自負しております。

平成25年度に廃瓦のリサイクル製品が静岡県リサイクル製品として認定
ご存知の通り、平成12年に建設リサイクル法がスタートし、いわゆる分別解体が行われるようになりました。主に一般住宅の解体に伴い発生する廃瓦も分別対象であり、瓦のみで収集運搬・処理がされていますが、ほとんどが安定型処分場に埋め立てられているのが現状です。
当社も盛土材として利用していましたが、受注のないときには最終処分場に回っていました。

瓦リサイクルが進まない理由
瓦のリサイクル方法としてコンクリートの中に骨材の代替として利用する方法がありますが、赤い色がコンクリートの中で目立つため、それが原因で敬遠されることが多々あります。また絶対量が少ないことも原因です。例えばコンクリートやアスファルトと比較すると、発生量はわずかで、一般の住宅でおよそ5m3ほどです。寺社クラスですと50m3程度発生しますが、寺社の立替工事は滅多にありません。弊社の場合、取扱量としては、コンクリートがらが20,000t/月、廃瓦が5,000t/年です。他には新築工事時に端材等で発生する場合がありますが、これもわずかです。つまり、単品では事業として成り立たせるのがなかなか難しいということです。

それでも廃瓦のリサイクルに着手
廃瓦のリサイクル事業に取り組んだのにはいくつか理由がありますが、一番は安全性の高いものであるということが挙げられます。多検体の廃瓦で重金属等の検査を実施しましたが、有害物質の検出はありませんでした。
最近の住宅は瓦を使わずにガルバリウム等の屋根が増えてきましたが、既存住宅の多くの屋根には瓦が使用されており、30年後にそれら瓦屋根住宅の解体ピークが来ると言われています。
東日本大震災の4日後の3月15日、弊社のある静岡県東部でマグニチュード6.4、最大震度6強の地震があり、多くの建物が被害を受け、発生した廃瓦は4,000m3にも及びました。
これは弊社にて全量リサイクルしましたが、今後想定される東海地震が起きた場合、発生する廃瓦の量は膨大なものとなるでしょう。
富士、富士宮地区でこれらを処理できるほどの規模を持つ工場はなく、廃瓦リサイクルの拠点が必要だと考えました。

廃瓦のリサイクル製品
廃瓦リサイクル製品の開発、製造の方法については、瓦リサイクル先進地域の石川県の企業と行いました。現在、Kグランド会という名称で15社が加盟する全国ネットワークとして活動しています。
今回、静岡県リサイクル製品認定制度の認定を受けたのは、ECチップ、ECサンド、K-グランド(C)、K-グランド(Co)瓦コンクリート、K-グランドコートの5製品群です。

ECチップ

ECサンド

K-グランド(C)

K-グランド(Co)瓦コンクリート

K-グランドコート

 

ECサンドとECチップは瓦を破砕し粒度調整したもので、それぞれ粒径が異なります。用途は、歩道・広場・園路・樹木保護材・盛土材です。
K-グランド(C)、K-グランド(Co)瓦コンクリートは、ECチップを原料に使用した舗装材で、どちらも保水性がよく、K-グランド(C)は透水性能も有しています。
K-グランドコートは、アスファルトやコンクリート舗装の上から1〜2mm程度薄く塗ることで、視認性を高め、交差点や横断歩道の存在をドライバーに注意喚起できる製品です。
どの製品も瓦のもつ、色あい、柔らかさ、保水性、滑りにくい、照返しが少ないという特徴を活かした製品となっています。詳しくはイーシーセンターwebサイトをご覧下さい→http://kawara.ec-center.co.jp/

廃棄物を扱う企業がゆえ
廃棄物処理業は事故が多い業界です、少しでも事故を減らしたい思いで、警察や保険会社、自動車メーカー様を講師に安全運転講習会を実施、また、解体等の下請企業とつくる安全衛生協議会、ISO14001の認証取得等に取り組んでいます。
車両にはGPS、デジタルタコグラフ、バックモニターを装着し、安全管理をしています。弊社の車両は白にブルーとレッドの社名が入り、大変目立ちますので、常に見られているという意識を持つよう社員には教育をしています。

今後の目標
現在、弊社全体のリサイクル率は92%です。
究極的な目標はこれを100%にすることです。そのために瓦リサイクルを軌道に乗せること、また、現在のリサイクル製品のレベルを一般製品と同等に高めることが重要と考えていますので、これらが当面の目標です。

一言PR
「できないと言わずにやってみよう!」という弊社の社訓にあるように、何事もチャレンジ精神で資源循環型社会の形成に貢献していきたいと思います。変化を恐れず、変化に立ち向かい、猛烈な願望、想いを持って、世のため、人のためになる製品作りをしていきたいと思います。

 

海野智也(うんの ともや)

1976年富士市生まれ
静岡県立富士高等学校卒
成城大学文芸学部マスコミュニケーション学科卒

 

株式会社イーシーセンター(http://www.ec-center.co.jp/

本社 富士市五貫島919

TEL:0545-64-2111 FAX:0545-64-6255


 

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