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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

ペットボトルキャップのリサイクル 〜エコキャップ運動〜(株式会社チューサイ)

株式会社チューサイ

設立年月:昭和52年
資本金:1,000万円
従業員数:50名

「エコキャップ運動」をご存知ですか?FMのコマーシャルで耳にしたことがある方も多いと思いますが、ペットボトルのキャップを集めてポリオワクチン等を購入し、ワクチンを接種できない世界の子供たちに送ろうという運動です。今回はその取り組みを陰で支えるリサイクル企業「株式会社チューサイ」の岩倉さんにお話を伺いました。


―――最初に御社概要について教えてください。

当社は静岡県焼津市を中心に県中部地域の廃棄物処分業・収集運搬業等を営んでおり、プラスチックは再生事業者登録もいただいております。またグループ企業では汚泥リサイクルや自治体と協力して一般廃棄物の食品廃棄物リサイクル事業等にも取り組んでいます。

当社の事業はお客様の大切な機密情報等が記載された書類を処理することも多々あることから、2003年にISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)を取得し、2006年にはISO27000(情報セキュリティマネジメントシステム)に移行取得、県内では業界初の取得となっております。

―――今日もこちらに向かう車中のFMで、御社のエコキャップ運動のコマーシャルが流れているのを耳にしましたが、エコキャップ運動にはどういった経緯でご参加されたんですか?

エコキャップ運動の取組み主体はFM局のK-MIX静岡さんで、もともとK-MIXさんはエコキャップを集めてポリオなどのワクチンを、ワクチンを摂取できない環境にある世界の子供たちに送ろうということで、エコキャップ運動を行っていました。

当時は集めたキャップを、県外に輸送するという方法だったのですが、それでは輸送に伴うコスト(その分だけワクチンの数が減る)や地球温暖化・大気汚染等、問題がありました。そこで、県内でリサイクルできるところがないかということで、プラスチックのリサイクルを行っている当社のHP等を見ていただいたK-MIXさんから連絡をいただき、この取り組みに参加させていただくことになりました。

エコキャップ運動の仕組みは、以下です。

  • 消費者のみなさんが飲み終えたペットボトルのキャップのみを分別
  • スーパーマーケットチェーンの「マックスバリュ」さんか、ドラッグストアチェーンの「杏林堂」さんに設置されたペットボトルキャップ回収箱に入れる
  • 各店舗に溜まったキャップは配送の戻り便等を利用して本部に収集
  • チューサイが本部に回収(買取)に行き、チューサイアースプロテクションセンターにて分別、破砕、溶融ペレット化し、リサイクル

なお、回収については、近隣学校や顧客様は当社に直接搬入していただく場合もあります。


チューサイ アースプロテクションセンター  

回収されたペットボトルキャップ

―――リサイクルされたペットボトルキャップは、具体的にどのような製品に生まれ変わるのでしょうか?

当社では、回収したペットボトルキャップを利用して、「プチエコポット」という室内用植物鉢を作っています。

当社のプラスチックリサイクル工場であるアースプロテクションセンターには、企業や自治体の視察、また地域の小中学校の社会科見学の皆さんがたくさん見えられます。

そのときに皆さんが必ず「ペットボトルキャップはリサイクルされて何になるんですか?」と質問されるんです。

以前は当社では製品は作っておりませんでしたので、「ハンガー等いろいろな製品にリサイクルされているんですよ」という説明はしておりましたが、モノがないのでなんとも説得力に欠ける部分がありました。

また、小中学校の社会科見学は、当社含めて2〜3軒を回られることが多いのですが、他の見学先ではお土産をもらえるのに、当社では何も渡せるものがありませんでした。

そこで、当社でペットボトルキャップのリサイクルが目に見える形にしよう!ということで、生まれたのが「プチエコポット」です。

キャップから作られたペレット

ペレットを加工して「プチエコポット」に

―――プラスチックをリサイクルしてできる製品だと、色々と選択肢があったかと思いますが、なぜ鉢を採用されたんですか?

もちろん選択肢はたくさんありました。

大事にしたのは、「当社に来ていただいた皆さんに喜んで持ち帰っていただけるものがいい」という最初の発想です。そこで当社グループでリサイクルにより生まれた改良土と併せて植物を植えた鉢をプレゼントにしようという意気込みから鉢を採用しました。

再生プラスチックは添加剤なしの場合、どうしても強度低下は避けられませんので、強度も考えた上で、子供が持ちやすい大きさであり、更に顧客である花屋さん等にもアドバイスをいただき、やっとのことで完成したのがこの「プチエコポット」です。

現状では、リサイクルしているペットボトルキャップのまだまだほんの一部となっておりますが、徐々に製造量を増やしていきたいと思っております。

またポット単体で50円/個で販売もしておりますので、何かの機会にご利用を下されば幸いです。

それと、当社に直接ペットボトルキャップを持込みいただいた場合は、エコキャップ受領書を発行しています。これには、持込量とそれによって何人分のワクチンが提供できるか等のデータを記載してございます。

企業や学校でエコキャップ運動に取り組んだ際に、具体的にどの程度の成果があったのかが集計できますので、取り組みの際のインセンティブとして働くと好評をいただいています。

異物を取り除く金属製メッシュ

「プチエコポット」製造機械

そのほか当社では、再資源化証明書発行というサービスも実施しております。通常、廃棄物の委託処理はマニュフェストにより管理されていますが、有価での処理についてはマニュフェストが不要です。

しかし、これによる不適正処理、不法投棄がなされた場合、処理業者だけでなく、排出事業者の責任が強く求められるように法の解釈が変化しています。

再資源化証明書の発行により、お客様(排出事業者)が再資源化廃棄物が適切に処理されたことを最後まで簡単にチェックすることができるようになっています。

チューサイからお願い
エコキャップ運動は、キャップを集めることが目的ではありません、ボトルからキャップを外す分別を学ぶためのものです。ペットボトルを買わずに、水筒を持っていればごみが出ないだけでなく、地球温暖化防止に役立ちます。

岩倉啓友(いわくらひろとも)
昭和57.12.27生まれ。
産業廃棄物の営業としてまだまだ未熟ですがお客様にとってメリットのでるサービスのご提案をさせていただければと思っております。日々勉強の毎日です・・・。


潟`ューサイ( http://www.chusai.co.jp/ )
(本社)焼津市相川2098番地
(アースプロテクションセンター)焼津市利右衛門1182番地
TEL:054−622−1130 FAX:054−622−6591

 

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