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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

オンラインセレクトショップから環境問題を考える(株式会社alllows)

株式会社alllows

設立年月:2008年9月
資本金:1,300万円
従業員数:3名

オンラインセレクトショップ、というとやっかいな横文字と思われる方もいらっしゃると思うが、ようは服飾品をインターネットで販売する店舗である。一見環境とは無縁の世界にありそうではあるが…
今回は、オンラインセレクトショップの運営を行っている株式会社アローズのクリエイティブディレクター奥山氏にお話を伺った。


---では最初に、貴社概要についてお伺いできますか?

スポーツウェア等へのプリントマーキング、広告等(ポスター、名刺、ちらし、パンフ等)のグラフィックデザイン、ファッションアイテム専門webセレクトショップ「millilitre」の運営管理、等を行っています。このwebサイトは、『チャリティー×スポーツ×環境×子供×世界』をコンセプトにしており、様々なジャンルのデザインアイテムを販売し全てのアイテムの収益の一部をチャリティーNPO団体へ寄付をするオンラインセレクトショップです。

---デザインやファッションから環境へ切り込むのは珍しいですね。

環境だけでなく、エイズ孤児支援などの社会福祉にも取組んでいます。
環境に関しては、1997年、京都で開催された第3回気候変動枠組条約締約国会議で議決した京都議定書で、2008年から2012年までの期間中に、日本は6%のCO2削減をすることが求められています。しかし、議定書の期限が差し迫る中、2007年度の国内排出量は基準年に対して8%上回っており、約14%のCO2削減が必要になっています。最近では排出権取引等の言葉をよく耳にするかと思いますが、もはや国や企業だけの取組みだけではCO2の削減を行うことは困難です。

なにかできないことはないか、そんな思いから取組みを始めましたが、実際何をしたらいいのかわからず、ただ漠然とチャリティーへの寄付を考えていました。
そんな時、当社で行っているデザインコンペに、東京にお住まいの椿谷さんという方から地球温暖化防止への取り組みに対する具体的な提案をいただいたんです。

---御社がチャリティーへの寄付を行うのは企業としての社会貢献的な位置付けで行われているんですね。椿谷さんからはどんな提案をいただいたんですか?

前にもお話したとおり、当社の全てのアイテムを対象に、収益の一部をチャリティーに寄付しています。しかし、その寄付金がどこでどんな風な形で使われたのか、ということを発信していませんでした。つまり購入者さんは、自分が具体的に何をどこへどんな形で貢献できたのかがわからない状態だったんですね。

そこで、お客さんがそのチャリティーの分野を、環境だとか、社会福祉だとか、お客さん自身が貢献したいジャンルを選べる仕組みを作りました。僕は更に一歩進んで、いまよく耳にする「カーボンニュートラル」の考え方を取り入れる提案を形にするチャレンジを始めました。

それがmillilitre環境プロジェクト「carbon neutral animal」という、地球温暖化防止のための森づくりへの取り組みを絡めたビジネスです。

---カーボンニュートラル、つまり、何かを行ったときに排出されるCO2と吸収されるCO2が同じ量、CO2を増やさないということで最近よく使われる言葉ですね。では「carbon neutral animal」について教えていただけますか?

直訳すると「二酸化炭素中立動物」となるんですが、人間は呼吸をすることで320kg/年のCO2を排出する(環境省試算)といわれています。その320kg分のCO2を、植樹することで帳消しにして、carbon neutralにしようという取り組みです。

それを当社の本業であるTシャツの販売とドッキングさせて、販売代金に320kg分のCO2をオフセットするのに必要な植樹代金を付加するという方法としました。単純試算で日本の人口が1億2700万人だとして、全員がこの取組に参加すると、約4,000万t/年のCO2を削減することができます

このプロジェクトの目的は、CO2を削減することももちろんですが、何よりも人々のCO2に対する関心を高めてもらうことです。Tシャツはメッセージ効果も高く、またファッションアイテムにすることで、私たちのような若い世代に対しても、堅苦しくなく、気軽に、おしゃれに、環境問題に取組んでもらえるのではないか、と考えました。

アイテムの元となる素材には、エコマーク商品やグリーン購入法適合商品を使用する等の配慮もしています。

                    

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