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ビジネス事例紹介 環境ビジネス成功の秘訣

環境の専門知識とオリジナル商品を武器に、ビジネスを軌道に乗せる。(エコハウス御殿場)

“エコハウス御殿場”は、県内でも珍しい環境ビジネスを展開しているNPO法人

ボランティアや市民活動の域を超え、ビジネスの視点から多角的に環境問題に取り組んでいる。

“エコハウス御殿場”理事長の勝又さつき氏に、経営方針や活動内容についてお話をうかがった。

プロフィール

優秀な人材確保のために組織をNPO法人に。

“エコハウス御殿場”の原点は、平成6年に市民が立ち上げた任意団体“ファイバーリサイクルネットワーク御殿場”。当時は古着や古布の回収活動を行っていた。やがて資源回収のネットワークがあちこちに生まれ、それらを取りまとめる団体として、平成7年に市民団体28が加盟し、“リサイクルネット御殿場”が誕生。平成8年には加盟団体が95に増え、市の交付金で運営する“ごてんばリサイクル市民の会”へと発展。これを機に行政からのサポートを得られるようになり、活動の範囲がさらに広がった。そして平成13年、これまでの活動実績をふまえ、環境保全活動のさらなる確立をめざして、“NPO法人エコハウス御殿場”が誕生した。スタッフは理事長の勝又さつきさん以下9名。会員は団体、個人あわせて140名。環境問題解決を目的にコミュニティビジネスを立ち上げた県内では珍しいNPO法人だ。

「現在の日本社会のしくみでは、ゴミが出て当たり前。でも環境問題は社会全体の問題であると同時に、市民一人ひとりの問題でもあります。一人ひとりが自分でできることから始める。それが市民に広がると、市全体の環境保全への意識、レベルが上がる。“エコハウス御殿場”は、その啓蒙活動をより充実させるために生まれた組織です」。理事長の勝又さんは草の根型の環境保全活動の大切さを説く。

NPO法人化した最大の理由は、優秀な人材の確保だ。「地域で環境問題に取り組む場合、無償ボランティアが当たり前になっていますが、責任ある企画運営実務を行なう為には、優秀な人材を事務局スタッフとして確保しなければなりません。継続的に事業に取り組む為にNPO法人の道を選びました。」と、勝又さん。

リサイクル品に付加価値をつけて売上げを伸ばす。

“エコハウス御殿場”の主な事業は、(1)衣類、食廃油、生ゴミ等の再資源化事業、(2)グリーン購入の推進、(3)環境教育推進事業、(4)視察研修事業、(5)広報啓発事業、(6)リサイクル、環境保全、ライフスタイル等の調査研究事業、(7)政策に対する提言事業だ。収益はリサイクル品の販売や環境教育の講師料、環境保全調査料などから得ており、物品などの売上収入と行政からの委託料、交付金などで運営されている。


リサイクル小物

この中で注目すべき点は、リサイクル品をオリジナル商品に変えて付加価値をつけ、売上を伸ばしていることだ。 スタッフのアイデアで、古い着物をカットして手芸キットとして販売したところ、つるし雛ブームも手伝って予想上の収益が得られたという。「古い着物のままではゴミでも、手を加えれば商品になるという好事例でした」と、勝又さん。現在は、古布の手芸キットを使った手芸教室も開いている。こちらも毎回多数の参加者で盛況だ。

生ゴミのたい肥化

たい肥を使っている野菜畑

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